沖縄の伝統的な赤瓦とは? 使用例や歴史を紹介

沖縄の伝統的な赤瓦とは? 使用例や歴史を紹介

赤瓦は、沖縄の伝統的な屋根材のことです。沖縄の土を焼き上げる際に酸化することで生まれる赤瓦は、美しい見た目と、沖縄の気候に適した通気性や断熱性などの機能性に優れているのが特徴です。

赤瓦(あかがわら) 5つのポイント

1.

焼いた時に赤く変色する赤瓦

焼いた時に赤く変色する赤瓦

赤瓦とは

赤瓦とは、沖縄の伝統的な屋根の材料のことです。沖縄の土を使用し、その土に鉄分が多く含まれていることから、焼いた時に赤く変色します。通気性や断熱性に優れているため、沖縄の建築物の屋根に多く使用されており、また気候に適しているといえます。この記事では、赤瓦の歴史や使用例などをご紹介します。

2.

首里城の正殿などにも使われる赤瓦

首里城の正殿などにも使われる赤瓦

赤瓦の歴史

赤瓦の歴史は古く、18世紀ごろから普及しているとされています。当時の首里城の正殿や、神社などに使用しているのが確認されているだけでなく、徐々に士族などの住宅の屋根瓦として広まりました。しかし、沖縄の一般住宅で赤瓦が普及するようになったのは、瓦葺き禁止令が廃止となった明治以降ともいわれています。

3.

使用例とデザイン

使用例は、屋根瓦として使用したり、屋敷囲い、塀、外壁、タイルなどにも使用することができます。
デザインとしては、さまざまに変化させることが可能です。屋根だけでなく、門柱の笠木に使用したり、沖縄の店ではショーケースの土台部分に使用したりと、伝統的な赤瓦は現代の風景にも数多く溶け込んでいます。

4.

メンテナンス方法

メンテナンス方法は、屋根瓦として使用している場合は耐用年数が50年ほどですが、つなぎとして利用している漆喰などが10~20年ほどしか耐用年数がないため、定期的に業者にメンテナンスを依頼しましょう。漆喰が割れたりすると、そこから雨漏りなどにつながることがあります。
見た目も美しく、実用性に優れた赤瓦。自宅でも取り入れてみてはいかがでしょうか。

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