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  1. 高千穂 渓谷と神話に彩られた日本の聖地
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達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

高千穂 渓谷と神話に彩られた日本の聖地

  ひときわ特別な響きを持つ「高千穂」の名。柱状節理(ちゅうじょうせつり)の渓谷・高千穂峡で知られると同時に、日本神話の聖地にして、スピリチュアル・スポットの宝庫。雲海の眺めまでもが神々しい。

高千穂峡の岸壁をボートから楽しむ

  宮崎県北部の中山間地にある小さな田舎町・高千穂町。しかし、大地に深く刻まれた柱状節理の大渓谷・高千穂峡は歩いても、ボートでも楽しめる景勝地だ。一方、ここは天孫降臨神話と岩戸神話の2大聖地を抱える「神話のふる里」でもある。神話ゆかりの地を歩きつつスピリチュアルな力に身を委ね、また里人たちが守り伝えた夜神楽の舞に心を震わせれば、神々と人々が共にあったであろう日本の原点へと思いが馳せる。

高千穂の達人 栗原智明さん
(くりはらともあき)
栗原智昭さん

高千穂の達人
  写真家(MUZINA Press)、観光ガイド(高千穂町観光協会認定)。福岡県出身。撮影に通った高千穂に惚れ込み、2001年に移住。地域の自然や文化を題材にした撮影活動のかたわら、取材を通じて得た豊富な知識と移住者としての視点を活かし、観光ガイド業にも従事する。天岩戸の観光マップ制作にも携わるなど、地域の観光振興にも尽力している。

高千穂峡を2つの角度から楽しむ

ボートに乗って渓谷を楽しむ

  高千穂の代表的な観光地・高千穂峡。阿蘇山の噴出物から変成した筋状の岩盤・柱状節理を、五ヶ瀬川の流れが削り取った独特の地形が目を引く。静かに注ぎ落ちる真名井滝(まないのたき)は、日本を代表する景観美の1つとして古くから広く知られている。

この高千穂峡の渓谷に沿う遊歩道からは、真名井滝、鬼八の力石(巨石)、仙人の屏風岩(大岸壁)、などの眺めを堪能できる。また、真名井滝近くで手漕ぎボートに乗り込むと、頭上から落ちてくる水の飛沫やドーム状に深くえぐられた岩盤など、遊歩道からとは違った光景に目を見張ることになる。

可能なら遊歩道とボートの両方で高千穂峡を堪能してほしい。貸ボートは3人乗りで2000円(30分)。週末や連休時には数時間待ち、増水時には貸出し休止になるので注意が必要だ。

神話で巡る聖地・高千穂

高千穂の信仰の中心地・高千穂神社

  高千穂といえば「天孫降臨」だ。日本神話の一場面で、高天原(たかまがはら=天界)にいた神々の中から天照大神(アマテラスオオミカミ)の孫(=天孫)である瓊瓊杵命(ニニギノミコト)を中心とした一行が地上に降り立ち、その地を「高千穂」と名付けて治めるようになった、という話。

ここ高千穂町が「神話のふる里」と称される所以だ。当地の信仰の中心、高千穂神社は瓊瓊杵命以下5世代の神々を祀り、この神話と縁が深い。槵觸(くしふる)神社は降臨の山そのものを祀っている。

また、町の中心部から車で15分ほどにある天岩戸神社。ここは天照大神が洞窟に隠れこもり世界が暗闇になったという岩戸神話の舞台とされる。その洞窟「天岩戸」を拝む天岩戸神社や、困った神々たちが集まったとされる天安河原(あまのやすかわら)などの聖地が有名だ。

スピリチュアル・スポットが点在

石積みが並ぶ天安河原の洞窟

  聖地・高千穂の中でもスピリチュアル・スポットとして特に有名になった地もある。その筆頭が天岩戸神社に近い天安河原だ。付近には参拝者の願掛けとともに積まれた小石の山が並んでいる。東国原前宮崎県知事がここで「宮崎のために働け」との神の啓示を受けたというエピソードは有名だ。その筆頭が天岩戸神社に近い天野安河原だ。参道の小橋では上流からの強いパワーが受けられる。

高千穂神社の本殿右側にある鎮石(しずめいし)は世の乱れを鎮める力を持つとされている。スピリチュアル・スポットは人によって感じ方が全く異なる。感じた、感じないに一喜一憂するのではなく、自分にとって心地よく感じられる地を探すのも、スピリチュアルな旅の楽しみ方である。

気軽に楽しめる地域の伝統・夜神楽

夜神楽の山場「戸取」で手力男命が岩戸を投げ飛ばす

  高千穂に欠かせない伝統行事が夜神楽(よかぐら)だ。夕方から翌朝にかけて、徹夜で夜神楽三十三番(33の演目)を奉納する神事だ。その終盤(朝)に岩戸神話にちなんだ舞が奉納されるのが、高千穂の夜神楽の特徴で、手力男命(タヂカラオノミコト)が岩戸を投げ飛ばす「戸取(ととり)」は、一番の見せ場だ。

農閑期の祭りとして、11月中旬から2月上旬にかけて、週末に開催されることが多い。夜神楽は誰でも拝観できる(寸志をお忘れなく)が、冬季限定の夜通しの行事なので、一般的な観光客にはハードルが高い。

そこで、もっと気軽に夜神楽を楽しめるように、高千穂神社神楽殿で毎晩8時から高千穂神楽が公開されている。本格的な夜神楽を1時間にまとめ、町内各地の神楽保存会が持ち回りで休まず披露している。

霧と朝日が織りなす自然のドラマ・雲海

国見ヶ丘から望む幻想的な雲海の眺め

  周辺を山に囲まれた盆地に位置する高千穂町では、気象条件によって未明に濃霧が発生し盆地の中に滞留する現象が見られることがある。これが高千穂の秋の風物詩「雲海」だ。

特に、町の中心地の西側にある高台・国見ヶ丘は絶景ポイントとして名高く、9~11月のシーズン中は未明から大勢の見物客やカメラマンで賑わう。東側に広がる雲海が日の出に美しく彩られる神々しい光景は、神話の里にふさわしい光のドラマだ。

雲海の発生には、十分な湿度と快晴時の放射冷却による適度な冷込みが不可欠。秋の周期的な天候の変化の中での、降雨の数日後に快晴無風の天候が巡ってきたときがチャンスだ。

《厳選ホテル》

高千穂周辺を楽しむおすすめ観光情報

高千穂おすすめ撮影スポット3選

  どこをとっても神々しい雰囲気の漂う高千穂町。中でも自然の美あふれる、絶対撮っておきたい撮影スポットはここ!

  • 断崖から渓谷へ注ぐ真名井の滝
  • 展望台を挟んで、高千穂町内と熊本の阿蘇地方が見える
  • 仰慕ヶ窟の中にある天安河原宮
おすすめポイント
  高千穂峡の上から見下ろす真名井の滝は定番の撮影スポット。国見が丘からは高千穂の山々と街並みが見下ろせる。気温や湿度、天気など条件が整わないと見られない雲海に出会えたらラッキー。パワースポット天安河原はまさに神々しい雰囲気。新緑の頃は特に美しい。

思い出づくりにおすすめスポット3選

  高千穂観光の後は、神々の里ならではの体験を楽しもう。伝統工芸や高千穂の自然に触れることで、神話の世界や歴史を身近に感じることができる。

  • 図柄によって飾りつける場所も決まっている彫り物
  • 作り手によって形がかわるハンドメイドの勾玉
  • 家族みんなで楽しめるスーパーカート
おすすめポイント
  神楽宿に飾られる切り絵のような「彫り物」、三種の神器のひとつ「まがたま」作りは、いかにも高千穂らしい世界で1つの作品に。廃線となった高千穂鉄道の軌道を生かしたスーパーカートは、高千穂の自然を肌で体感できる。

人気上昇中!秋元エリア周辺スポット3

  知る人ぞ知るパワースポットとして人気上昇中の秋元地区。スピリチュアルな秋元神社や巨石群などコアな見どころがたくさんある。

  • 鎮守の森に囲まれた秋元神社
  • 予約制のしんたく御膳
  • 民宿 まろうどの名前には「客人」という意味がある
おすすめポイント
  高千穂から車で約30分行くと、懐かしい田舎の風景が広がる。秋元神社を中心に、巨樹や巨木など自然のパワースポットも多い。素朴な地元の幸や田舎の暮らしをそのまま生かしたおもてなしも人気だ。

高千穂町へのアクセス

車(レンタカー)で

  ・九州自動車道熊本インターチェンジより約1時間35分

飛行機で

  ・熊本空港より車(レンタカー)で約1時間35分

バスで

  ・熊本交通センターより約2時間20分

高千穂観光のQ&A

Q 高千穂では公共交通機関だけで観光地をまわれますか?
A 高千穂回遊バスを利用すると、ある程度可能です。ただし、運行が土・日・祝日など繁忙日のみで、便数にも限りがあります。一般の路線バスだけですと、時間にかなり余裕がないと難しいでしょう。レンタカーやレンタル自転車、タクシーの利用もご検討ください。なお、かつてあった定期観光バスは廃止されています。
Q 阿蘇や湯布院に行くバス路線はありますか?
A 熊本市と延岡を結ぶ特急バス(たかちほ号、あそ号)が南阿蘇の高森に停車しますが、1日2往復のみです。その他の湯布院、別府、黒川温泉など隣県の観光地と結ぶバス路線はありません。
Q 高千穂峡に遊覧船はありますか?ボートは自分で漕がないとだめですか?
A 高千穂峡に遊覧船はありません。またボートは自分で(自己責任で)漕ぐことを前提としており、漕ぎ手を代行するサービスは原則ありません。観光ガイドに漕ぎ手を頼むという方法もありますが、事前の相談が必要です。
Q 高千穂の観光地は車椅子でも大丈夫ですか?
A 高千穂の観光地には階段のある遊歩道や石段が多いので制約はありますが、車椅子で巡れるところも多いです。
高千穂峡では、おのころ池の近くに障害者用駐車場があり、その周辺なら段差はほとんどありません。バリアフリーの滝見台からは真名井の滝などが望めます。また天岩戸神社西本宮は駐車場からの正面の参道に大きな段差はありません。荒立神社も回り込めば社殿前まで入れます。高千穂神社など他の主な神社では裏参道の急坂を上がれれば参拝可能です。
Q 高千穂にボランティアガイドはいますか?
A 高千穂町観光協会や個人が運営する観光ガイドのサービスがありますが、いずれもボランティアではなく有償です。

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