鹿児島の魅力を現地から発信する旅行予約サイト

キーワードで検索
  1. 鹿児島の女子旅におすすめ。パワースポット神社を巡る旅

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

鹿児島の女子旅におすすめ。パワースポット神社を巡る旅

  全国的な御朱印ブームが生まれるなど、各地で神社・仏閣参りを楽しむ人が増えている昨今。“神が降り立った地”といわれる霧島があるほか、桜島をはじめとする活火山が多い鹿児島の地は、パワースポットの宝庫として注目されている。

花尾神社の鳥居と達人・中野さん

  文化庁文化部宗務課『宗教年鑑』によれば、鹿児島には神主のいる神社がおよそ230以上、小さなものを含めると約1271の神社が存在するといわれている。

歴史的にも鹿児島県民と深いつながりのある鹿児島の神社には、“パワースポット”と呼ばれる場所が多い。今回は、特に女子旅におすすめしたいスポットにフォーカスして、エネルギーあふれる神社を巡る。

取材/コレット編集部、平成28年(2016)12月

中野あゆみさん
(なかの あゆみ)
中野 あゆみさん

鹿児島の神社めぐりの達人
  鹿児島生まれ、鹿児島育ち。短大卒業後、アパレル業界へ。大好きな鹿児島の神社参拝をしているうちに御朱印収集に目覚め、今では休みを利用して日本全国を巡るほどの神社・仏閣ファンに。ただ参拝するだけではなく、「歴史を事前に学んでから巡るようにしている」といい、読書にも余念がない。

安産・子宝祈願なら、穏やかな雰囲気も魅力の「花尾神社」へ

「花尾神社」

  鹿児島市花尾町にあるここ「花尾神社(はなおじんじゃ)」は、自然豊かな木々に囲まれた閑静な場所にあり、初代島津藩主・島津忠久(しまづただひさ)によって建保6年(1218)に創建されたといわれる。鹿児島県の文化財にも指定されており、島津家にゆかりのある歴史ある神社だ。

島津忠久の生母である「丹後局(丹後内侍)」が祭られていることから、子授かりと安産の神様として日々、女性の参拝者が多く訪れる。ちなみに丹後局の墓は現在も花尾神社の境内にあり、この墓に付いている苔を持ち帰ると安産のお守りになるともいわれる。

澄んだ空気と壮大な自然に囲まれたこの神社は、ただ訪れるだけでも心が癒やされるような雰囲気も魅力。訪れた際には、ぜひこの雰囲気も味わいながら参拝してほしい。

「蒲生八幡神社」へ。樹齢1600年の楠木を求めて

「蒲生八幡神社」

  保安4年(1123)、蒲生院の総領職であった蒲生上総介舜清が創建したといわれる「蒲生八幡神社(かもうはちまんじんじゃ)」。同神社に保存されている銅鏡「秋草双雀文様 一面」は鎌倉時代に造られ、国の重要文化財にも指定されたもので、社務所内の宝物殿などで見学することができる。

商工・学問・芸術の祖神として崇められている蒲生八幡神社は、日々の参拝者が後を絶たないパワースポット。特に境内にある大楠は“日本一の巨樹”で、推定樹齢1600年以上の圧巻のいで立ちだ。「小学校が隣接しているので、大楠の木と子どもたちの元気な笑い声が、大きなエネルギーとなって参拝者を迎えてくれますよ」と達人・中野さんは言う。

また、境内には楠木を眺められるカフェも併設しているため、ちょっとした休憩スポットとしても利用が可能。観光客だけでなく地元の人たちにも愛され、大切に守られていることが伝わってくる、そんな温かみを感じられるスポットだ。

繁華街からすぐ近く。アクセス抜群の「照国神社」

「照国神社」

  鹿児島市の繁華街である天文館のすぐ近くにある「照国神社(てるくにじんじゃ)」は、とにかくアクセスに便利なパワースポットといえる。薩摩藩第11代当主の島津斉彬(しまづなりあきら)を祭神とした神社で、この斉彬は西郷隆盛や大久保利通など、後の幕末に活躍する人材を育てたことや、いち早くイギリスの技術に目を付けた先見の明などで知られる幕末の“名君”だ。

鹿児島県の中でも特に参拝者が多い照国神社では、主に開運・商売繁盛・学業(合格祈願)などの御利益があるとされる。また、参拝客に交じって地元の人が散歩する姿がよく見られるのも印象的だ。

例年7月(旧暦6月)に県内の各寺社で行われる祭り“六月灯(ろくがつどう)”は、鹿児島の夏の風物詩として知られているが、照国神社で開催されるものは最大規模。和紙に絵や文字を描いたたくさんの灯籠が境内に飾られ、参道には多くの夜店が並ぶ。神社や寺院が柔らかな光に照らされる光景が神秘的な祭りだ。

鶴嶺神社で、心身ともに美しく?

「鶴嶺神社」

  島津家歴代当主らとその家族らを祭った「鶴嶺神社(つるがねじんじゃ)」は、島津家別邸である「仙巌園(せんがんえん)」の横にある。「島津家の家紋である丸十(丸に十の字)が刻まれた手見舎(てみずや)からも、由緒ある雰囲気を感じることができます」と中野さん。

鶴嶺神社に祭られている一人には、島津義久の娘・亀寿(かめじゅ)がいる。地元では“持明院様(じめさあ)”とも呼ばれる亀寿は非常に美しかったといい、豊臣秀吉に人質として囚われの身になった際には、そのあまりの美しさに秀吉が驚いたという逸話が残るほどだ。

また、美しさだけでなく、賢く気立ても良かったことから、この鶴嶺神社を参拝すると“心身ともに美しくなれる”といわれている。そのため、美を求める女性の参拝者の姿が、いつも絶えることがないスポットだ。

鶴嶺神社を訪れた際には、せっかくならすぐ近くにある仙巌園や尚古集成館もあわせて訪れるのが王道のコースだ。神社は仙巌園の入り口付近にあるため、まずは参拝をしてから、時間の余裕があれば仙巌園へと足を延ばすのがいい。

《厳選ホテル》

鹿児島の神社めぐりのおすすめ観光情報

達人おすすめのお守り

  土産物として渡すのにぴったりなお守りをピックアップ。

  • 花尾神社の子授御守
  • 照国神社の「幸守」
  • 鶴嶺神社の「島津美人御守」
おすすめポイント
  参拝と御朱印以外にも楽しみなのが、お守り。近年ではデザインに凝ったお守りもあり、行く先々でちょっと変わったものを探す楽しみもある。

蒲生町周辺のおすすめ立ち寄りスポット

  近年は移住者が多いという、ここ蒲生町。年に一度は音楽祭も開催されている活気ある町だ。

  • 蒲生物産館 くすくす館
  • 蒲生八幡神社の社務所
  • 「スーベニア」
おすすめポイント
  ここ蒲生町は、IターンやUターンなどの移住者が多いといい、近年では特に“アーティストが集う町”として注目されている。また、豊かな自然の中にひっそりと武家屋敷が並んでいるので、町歩きだけでも十分に楽しめる。

花尾神社への交通アクセス

  スムーズな旅が良ければ、やはり車やレンタカーの利用がおすすめ。もちろん、バスなどの交通機関を使って、のんびりと巡ることも可能。

車(レンタカー)で

  ・JR鹿児島中央駅から車で約35分

バスで

  ・JR鹿児島中央駅からJR九州バスで56分の「花尾神社前」バス停で下車して徒歩約5分

蒲生八幡神社(蒲生町)への交通アクセス

  蒲生町には、ユニークな店やカフェなどがたくさん隠れている。神社を参拝した後は、ゆっくりと町歩きをするのがおすすめ。

車(レンタカー)で

  ・鹿児島中央駅から車で約40分
・鹿児島空港から車で約30分

バスで

  ・JR鹿児島中央駅か帖佐駅から蒲生・楠田行きバスに乗り、「蒲生支所前」バス停で下車し徒歩約5分、もしくは「八幡前」バス停から徒歩約1分

鹿児島の神社めぐりのQ&A

Q 鹿児島の神社めぐりには、車があったほうがいい?
A 紹介した神社をスムーズに回るには、やはり車があったほうが移動はしやすいが、のんびりと巡るなら公共交通機関の利用も可能だ。
Q 御朱印の値段はいくら?
A 神社によって値段も異なるが、今回紹介した神社では300円~500円。比較的料金も良心的だが、気になる場合には事前に神社に問い合わせてみよう。
Q 神社を訪れる際、気を付けておく点はある?
A まずは、神社は神聖な場所だということを忘れないこと。参道の真ん中は神様が通るところなので端を歩くようにすることや、大声で騒いだりしない、手水舎で手口を清める、といった最低限のマナーを守って参拝しよう。

いざないの一枚