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  1. 生駒高原で、コスモスの絨毯と“生駒富士”を満喫
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達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

生駒高原で、コスモスの絨毯と“生駒富士”を満喫

  春の菜の花から始まり、秋のコスモス畑のシーズンには約15万人もの来場者を迎える「生駒高原(いこまこうげん)」。“宮崎といえば海”というイメージとはひと味違う魅力を知って、緑豊かな山と大地に包まれよう。

生駒高原といえばコスモス。9月末から10月下旬に見頃を迎える

  「日本の名水100選」に選ばれているほか、「日本一の星空」に5度輝くなど、“水と星のまち”である宮崎県小林市。また、フランス人を起用した小林市のPR動画(YouTubeへ)では、西諸弁(にしもろべん)という方言がまるでフランス語のように聞こえるという発想から、観る人々をあっと驚かせた。

そんな小林市の観光でクローズアップされるのは、“豊かな自然”。その代表的なスポットの一つが、ここ「生駒高原(いこまこうげん)」だ。小林インターチェンジから車で5分ほど。雄大な霧島連山に囲まれ、春には菜の花やポピーが、そして秋にはコスモスが咲く、県内でも有数の花の名所だ。

取材/鉱脈社『jupia』編集局、平成28年(2016)8月

田原慎吾さん
(たわら しんご)
田原 慎吾さん

生駒高原の達人
  運営会社「宮交ショップアンドレストラン」で営業部配属の後、営業と「霧島サービスエリア上り線」の店長を経て、「花の駅 生駒高原」の店長に。コスモスの期間に合わせてコウテイダリアの植栽を行うなど、日々もてなしのアイデアを形にするべく尽力している。カフェでは自然保護の一環でもあるレインフォレストコーヒーを提供。「季節の花が待っちょぃよ~! 来(き)っくいやんねえ~!」と語る。

100万本のコスモスが咲く、生駒高原のベストシーズン

例年では10月10日前後に満開になる生駒高原のコスモス

  「生駒高原」といえば、何といっても見どころは季節の花々。16万平方メートルもの広さがある花畑を彩る花の中でも、最初のおすすめはとにかく100万本のコスモス(和名はアキザクラ)だ。

ベストシーズンは9月末から10月の下旬にかけて。秋特有の澄んだ濃い青空と、1本1本が風に揺れるピンクのコスモス ―― この濃淡のコントラストは、実際に目にすると、まるで大きな絵を鑑賞しているような感覚になる。

“ピンクの絨毯”がどこまでも続く風景は、アマチュアカメラマンの被写体にはもちろん、カップルや家族連れでの記念撮影にもおすすめ。コスモス畑の中には歩道が設けられているので、花と間近に散策できるのもポイントだ。

生駒高原に来ると、コスモスの背丈を“思ったより高い”という人も多いのだが、その高さを利用した子ども用の「コスモスの迷路」も登場するほか、カップル向けの「告白の小径」など、さまざまなアイデアとともにコスモスを体感できる。

達人・田原さんのおすすめの時間帯は、日が暮れる前。西日に照らされるコスモス畑に秋のセンチメンタルな雰囲気が漂い、昼間とは全く違うコスモス畑を見られるのだという。また、9月中旬から10月中旬にはコスモスのライトアップやイベント、打ち上げ花火などがある「生駒高原コスモスまつり」が開催される。

春から秋にかけての“花のリレー”とは?

夏場に大輪を咲かせる5000本の「アメリカフヨウ」

  標高550メートルにある生駒高原は、市街地に比べて夏は涼しく、冬は寒さが厳しい。そのため、季節の花は平地に比べると少し遅く開花する。春の到来は、約35万本の「菜の花」からスタート。黄色い花の絨毯は、つらく厳しい寒さの終わりを祝うかのように、ぱっと明るく咲き誇る。

初夏に咲くのは、オレンジ色や黄色、ピンク、白と鮮やかな「アイスランドポピー」。約15万本のポピーは、種から育てた苗を2月の下旬から植栽。また、夏場に咲く「アメリカフヨウ」は、一般にはあまり知られていないが、ハイビスカスに似た大きな花。大きいもので大人の顔ほどもある白やピンク、赤(えんじ)などの大輪を咲かせる。

そして、前述の秋のコスモスで、一年の“花のリレー”はフィナーレを迎える。これらの花のほかにも、春のパンジーや初夏のサルスベリ(百日紅)とサルビア、夏場のキバナコスモスなどが咲く。

雄大な“生駒富士”と花とのコラボレーション

「夷守岳」と、初夏の訪れを告げるアイスランドポピー

  生駒高原から南の方角に見える「夷守岳(ひなもりだけ)」は、標高1344メートルの火山。裾が広がった形状で、台地にどっしりと構えるさまから、“生駒富士”の呼び名でも親しまれている。

特に、ポピーやコスモスなどが見頃を迎えると、花の絨毯の先に夷守岳が立っているように見える。小林市内からでも夷守岳の姿を見ることはできるが、広々とした花畑とのコラボレーションを間近に見られるのは生駒高原だけ。ぜひ自分の目で確かめてほしい。

火山である夷守岳は、4万年ほど前に大崩壊した後、すぐに活動を再開し、短期間で現在の姿が形づくられたと考えられている。霧島連山の中でも登山道の険しさは一番の上級者向けコースのため、県内外から登山愛好者が訪れるスポットでもある。

ちなみに、夷守岳の登頂に成功したあかつきには、山頂から韓国岳(からくにだけ)や新燃岳(しんもえだけ)、中岳(なかだけ)、高千穂峰(たかちほのみね)などがつくり出す霧島火山の丸い火口の連なりを一望できるという。険しい道のりを登り終えなければ見られない、大パノラマの“ご褒美”だ。

周辺のおすすめ立ち寄りスポットは?

生駒高原の中心にある「花の駅 生駒高原」。カフェや物産販売も

  生駒高原の周辺には自然を鑑賞するスポットだけでなく、カップルや家族連れで楽しめる観光スポットも点在している。

宮崎では珍しいりんご狩り体験ができる「生駒高原りんご園」は「花の駅 生駒高原」の目と鼻の先にある。8月上旬から11月下旬の期間限定で開園し、「さんさ」と「末希ライフ」、「つがる」といった品種のりんごが収穫できる。

また、生駒高原から車で約2分のところには、天文台「北きりしまコスモドーム」がある。昼間は小林市街地を一望する展望台だが、日が暮れると「日本一の星空」に5度も選ばれた小林市の星を、口径60ミリの反射望遠鏡で観察できる。日中ならではの楽しみ方なら、出の山公園まで足を延ばすコースがおすすめだ。

グルメでは、出の山の湧水で育てられた名物の鯉料理が味わえるほか、近年では、同じく湧水で育てられたチョウザメを使った料理も浸透してきたご当地グルメだ。チョウザメはチョウザメ科に属する“魚”で、“サメ”ではない。その卵は、いわずと知れた高級食材のキャビアだ。

そんなチョウザメを使った「チョウザメにぎり膳」や「チョウザメ炙り寿司」は、「出の山いこいの家」をはじめ、小林市内の八つの飲食店で味わえる。

そのほか、5月下旬から6月上旬に開催される「ホタル恋まつり」や、小林市の各地にある絶景を巡る「こばやし霧島連山絶景ウォーク」、「こばやし陰陽石まつり」など、季節ごとのイベントもある。現地を訪れる際には、事前にチェックしておくといい。

生駒高原をさらに満喫するおすすめ観光情報

ぜひ食べてほしい小林市のうまいもの

  湧水が育んだ食材も小林市の自慢。生駒高原からほど近く、地元住民に人気の店を紹介する。

  • 湧水育ちで臭みのない「鯉の刺身」(写真の鯉は2人前)
  • 「焼肉&ステーキ なかにし」のステーキランチ
  • 豊味うどんの通好みメニュー「なめことじうどん」
おすすめポイント
  湧水を使って毎朝打つうどん・そばが地元住民に愛される「豊味うどん」。そして小林市といえば忘れてならないのが“西諸牛”。「なかにし」では自社の西ノ原牧場から直送される肉を使用しているほか、水はもとより、飼料と環境にも配慮している。

小林市のイベント情報は事前にチェック

  季節を通して自然に関するイベントも充実している小林市。事前にチェックして、旅のスケジュールに上手に組み込もう。

  • 「出の山ホタル恋まつり」のホタルの光
  • 「こばやし霧島連山絶景ウォーク」
  • 「陰陽石」
おすすめポイント
  生駒高原からほど近い「出の山公園」は、宮崎県内でも指折りのホタル観賞スポット。見頃は5月中旬から6月上旬にかけてで、普段は立ち入り禁止の遊歩道も開放される。

また、生駒高原から市街地を抜けて北東に位置するのが、全国的にも有名な夫婦岩「陰陽石」。また、時間に余裕のある旅なら、霧島連山絶景ウォークもおすすめ。

旅の合間にほっとひと息、宿泊もできるおすすめ温泉

  霧島連山からは、湧水だけでなく温泉の恩恵も受けられる。地元の人に愛される温泉は、通常の立ち寄りだけでなく、宿泊に家族風呂など、ニーズに応じて利用できる。

  • 「恵の湯 神の郷温泉」の本館大浴場
  • 「こばやし温泉 美人の湯」の露天風呂
  • 浴室の窓から夷守岳を眺められる「コスモス温泉」
おすすめポイント
  小林インターチェンジから車で10分ほどの「恵の湯 神の郷(かんのごう)温泉」は、生駒高原界隈の旅にぴったりな常宿。また、「コスモス温泉」や「美人の湯」は、源泉かけ流しであることに加えて、家族湯や貸し切り湯として利用可能。

生駒高原への交通アクセス

車(レンタカー)で

  ・宮崎市内から宮崎自動車道を利用して約1時間、宮崎自動車道の小林インターチェンジから約5分

バスで

  ・宮交シティからJR小林駅まで約1時間、JR小林駅から乗り換えで「生駒高原」行きで約45分の「生駒高原」で下車、徒歩すぐ

施設情報

  花の駅 生駒高原
【住所】宮崎県小林市南西方8565
【電話番号(問い合わせ)】0984-27-1919
【営業時間】11月~4月は9時~17時、5月~10月は8時~17時
【入園料金】高校生以上 520円、中学生 300円、小学生以下 無料、団体15名以上 400円

生駒高原のQ&A

Q 駐車場はある?
A 「花の駅 生駒高原」の駐車場が約1000台あり(シーズン中は有料で、臨時もあり)。
Q 「花の駅 生駒高原」で食事はできる?
A 施設内にカフェがあり、レインフォレストコーヒーなどのドリンクやソフトクリームが食べられるが、食事メニューは提供していない。
Q 近くに温泉はある?
A 小林インターチェンジ近くに「神の郷温泉」がある。また、えびの高原方面へ向かうと「国民宿舎えびの高原荘」や「白鳥温泉上湯・下湯」なども。
Q 生駒高原からえびの高原は近い? 車だとどれくらい?
A 生駒高原からは県道1号を通り、車で20分ほどでえびの高原に行ける。

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