平成27年(2015)8月にリニューアルオープンしたサーモンパーク千歳は、千歳産の食材を使用したグルメを楽しめる他、なんと敷地内には水族館も併設されています。新千歳空港から車で10分、千歳駅から徒歩10分というアクセスのよい立地条件も魅力的。四季を感じられるようにと、「ブンゲンストーヒ」がエントランス前に植えられており、サーモンパーク千歳のシンボルツリーとなっています。この木が、季節ごとに異なる表情で出迎えてくれますよ。また、ファンには欠かせない「道の駅スタンプ」が、店舗のひとつである24時間営業のコンビニエンスストアでも押せるのも、うれしいポイントです。
道の駅・サーモンパーク千歳の裏手を流れるのは、幾度となく水質日本一に輝いてきた支笏湖を水源とする清流・千歳川。秋になると、石狩川水系の千歳川には日本海からサケが遡上してきます。千歳は、北海道で初めて官営の「さけます孵化場」が設置されたまち。明治21年(1888)には千歳川上流域に「千歳鮭鱒人工孵化場」がつくられました。
毎年7月中旬~12月上旬、この千歳川には「インディアン水車」が登場します。これは、人工ふ化放流事業のためのサケを捕獲する水車。明治29年(1896)に初めて設置されたこのインディアン水車は、今では千歳川の秋の風物詩。ネイティブアメリカンたちが暮らすアメリカ・コロンビア川で使用されていた水車を原型にしたことから、この名前が付けられたそう。千歳川に架かる「インディアン水車橋」から、捕獲の模様を眺めることができます。
今も、道の駅ではインディアン水車の設置時期に合わせて、イベントを行うことも。「サーモンパーク」という道の駅の名前は、千歳とサケたちの深いかかわり、そして歴史を表しているのです。