北海道の魅力を現地から発信する旅行予約サイト

キーワードで検索

北海道観光情報

  1. 函館と道南、桜の名所を徹底ガイド
PR
【あかん遊久の里鶴雅 別館】阿寒湖の絶景の中で過ごす大人の一日[タイアップ]

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

函館と道南、桜の名所を徹底ガイド

  北海道でいち早く桜の開花を迎える道南エリア。函館市内はもちろん、道南全域に桜の名所が点在している。観光名所がそのまま花見の名所である場所も多い。桜の見頃は例年ちょうどゴールデンウィーク時期だ。道南の花見&観光名所を巡る旅に出かけよう。

市民憩いの花見名所「函館公園」

  本州から北上してきた桜前線が例年4月下旬に到着し、松前町の開花宣言で北海道の桜の開花がスタートする。ゴールデンウィーク頃には道南各所で満開の桜が咲き誇る。函館のほか、松前町や北海道新幹線の開業で注目を浴びる北斗市など、道南は桜の名所が多いエリアとして知られる。観光スポットの周辺も淡いピンク色に染められ、歴史が造り上げたノスタルジックな景観と桜の競演が見事だ。函館市内の桜をコンパクトに楽しみ尽くす巡り方から、ドライブにもピッタリな花見旅コースなど、おすすめの道南桜巡りを紹介。

ライター/函館・みなみ北海道観光情報誌「函館comodo」編集部 壁下優子
投稿日/平成28年(2016)3月

北島 誠さん
(きたじま まこと)
北島 誠さん

道南の桜の達人
  函館生まれ、函館育ち。タクシードライバー歴40年以上の大ベテラン。仕事で函館及び近郊を巡るうち、函館の街の魅力に魅せられる。平成19年(2007) には「函館歴史文化観光検定(通称・はこだて検定)」に合格。現在は、観光タクシーの専属ドライバーとして活躍中。

本州より色の濃い函館の桜、見頃はゴールデンウィーク

地域住民に大切に守られている桜ヶ丘通りの桜

  北海道の桜の開花は、函館を含む道南エリアからスタート。例年4月下旬に開花し、ゴールデンウィークに見頃を迎える。道南で見られる桜は、そのほとんどがソメイヨシノ。かつて侍が本州から函館に渡った際、帯同した妻が見知らぬ土地で生活する寂しさを少しでも紛らわせようと、ソメイヨシノの苗木を持って来たのがはじまりといわれている。

函館のソメイヨシノは独特の特徴を持っており、本州に比べ花のピンク色が少し濃い。これは種類や環境にもよるが、植物は気候が寒いほど濃い色の花が咲くという特性があるためだ。

一般的に桜の寿命は60年といわれているが、函館の桜は樹齢70〜100年の古木も多い。そして幹が太く低木の桜が多いのも特徴だ。これには雪国ならではの桜の手入れが関係している。「函館では雪の重みで木が痛まないよう、冬を迎える前に桜の木を剪定します。それが結果的に桜の寿命を伸ばし、幹が太く低い桜が育つのです」。低木の桜の良いところは、桜の花を間近で見られ、手を伸ばせば触ることができること。目で見て、優しく手で触れて、函館ならではの花見を満喫しよう。

函館の花見2大スポット、五稜郭公園と函館公園

春の五稜郭公園/写真提供:五稜郭タワー

  函館の桜の2大名所といえば「五稜郭公園」と「函館公園」。それぞれの魅力を達人に聞いた。「五稜郭公園の桜といえば、ピンク色に縁取られた星形城郭が見事。ぜひ五稜郭タワーに上って全景を見てください」。

五稜郭は江戸幕府の北方警備の要として築造され、後に箱館戦争の中心地となった。特別史跡に指定されており、現在は公園として一般開放されている。園内に植えられたソメイヨシノは、その数約1600本。函館の桜の標本木もここにある。先にタワーからの眺望を楽しんだ後に、園内をゆっくり散策する流れがおすすめ。タワーには五稜郭の歴史がわかりやすく展示されているので、こちらをチェックしてから行くと、より散策を楽しめるはずだ。

そして、達人イチオシなのが「函館公園」。観光客よりも地元客の多い場所だ。「函館山の麓にあり標高が高いため、市街地よりほんの少し色の濃い桜が楽しめます。園内の造りが美しいので、ゆっくり散策してください」。函館公園は北海道初の洋式公園。造園当時の原型をとどめており、広い敷地には歴史的建造物や碑が残されている。動物施設やミニ遊園地、博物館など見所が多い。花見シーズンには露店が立ち並び、ベビーシートを備えた多目的トイレも整備されているので親子連れにピッタリだ。

五稜郭公園」「函館公園」ともに、花見シーズンは園内に電飾が施され、夜桜を楽しむこともできる。春先の夜はまだ冷え込むことが多いので、防寒対策は万全に。

函館市内の桜の名所を効率的に巡る、おすすめコース

桜とともに眺望も楽しめる元町配水場

  「五稜郭公園」や「函館公園」以外にも桜の見所がの多い函館。マイカーやレンタカー、タクシーを使うと効率良く回ることができる。「花見と一緒に観光名所も巡らないともったいないですよ。」と達人が、おすすめの花見&観光コースを教えてくれた。

まずは、函館空港から車で約10分、日本初の女子修道院である「トラピスチヌ修道院」へ。前庭や売店併設の資料室の見学ができ、桜の本数こそ少ないがレンガ造りの西洋建築とのコントラストが美しい。

次に、約800メートルに及ぶ桜のトンネルが見られる「桜ヶ丘通り」を通って「五稜郭公園」へ。ピンクの星形城郭を楽しんだ後は、教会や歴史的な古建築が並ぶ「元町」を散策しよう。同じ元町エリアにある、「元町配水場」もおすすめの桜スポット。比較的人が少ない穴場で、函館山をバックにした花見を楽しめるほか、百年桜と呼ばれる古木もある。

元町の後は、函館山方向へ。「函館公園」に立ち寄り、桜を見ながら露店のグルメに舌鼓。最後は、津軽海峡を一望できる絶景スポット「立待岬」へ。与謝野晶子の歌碑が建てられているほか、道中には石川啄木一族の墓もあり、文学的な結びつきの強い場所だ。以上が、約3時間ほどで函館の観光名所と桜の見所を回ることができる達人のおすすめコースだ。

函館から足を伸ばし、約250種約1万本の桜が咲き誇る松前町へ

お城と桜が見られるのは北海道で松前町だけ

  函館から車で約2時間。北海道で最初に開花し、桜の名所として名高いのが、日本最北にして北海道唯一の城下町・松前町だ。城と桜という風情ある景観を楽しめるのも、北海道ではここだけ。松前城、寺町、観光施設「松前藩屋敷」を含む広大な松前公園には、約250種類約1万本もの桜が植えられた、桜好きにはたまらないスポットだ。

「松前公園は敷地が広く観光名所も点在しているので、ゆっくり時間を取って楽しみましょう。函館から松前町の道のりにはほかの町や観光名所もありますが、欲張らず松前町のみに目的地を絞って出かけるのがベターですよ」

松前町では約1カ月に渡り、桜を楽しむことができる。ソメイヨシノや南殿(なでん)に代表される「早咲き」、糸括(いとくくり)や雨宿(あまやどり)といった「中咲き」、普賢像(ふげんぞう)や関山(かんざん)などの「遅咲き」など開花時期の異なる多彩な桜を観賞できるのが、松前町の桜の魅力だ。特に松前三大桜と呼ばれる、1本の根元からソメイヨシノと南殿の2種類の桜が咲く「夫婦桜(めおとざくら)」、推定樹齢300年以上の古木「血脈桜(けちみゃくざくら)」、松前で1番古い寺院・龍雲院の境内に佇む「蝦夷霞桜(えぞかすみざくら)」は必見だ。

北海道新幹線・新函館北斗駅近く、夜桜が美しい北斗桜回廊へ

ライトアップされた法亀寺のシダレザクラ

  夜桜を楽しみたい人におすすめなのが、例年4月下旬〜5月中旬に北斗市で開催される「北斗桜回廊」。北斗市は函館市の隣町で、北海道新幹線のターミナル・新函館北斗駅の開業で注目を浴びる町だ。

「北斗桜回廊」の会場は、約300メートルにわたって連なる「大野川沿いの桜並木」、樹齢300年といわれる道南最大級の「法亀寺(ほうきじ)のシダレ桜」、大山桜(蝦夷桜)とソメイヨシノが咲き誇る「清川の千本桜」、「松前藩戸切地(へきりち)陣屋跡」の4ヶ所。清川の千本桜を除く3カ所が、18時30分〜21時までライトアップされる。光に照らされ、夜の青と桜のピンクがグラデーションのように浮かび上がる幻想的な景観は必見。達人のおすすめは、松前藩戸切地陣屋跡。桜が満開になると約800メートルの桜並木が見事な桜のトンネルを造り出す。

「北斗市を訪れたら、大野平野や噴火湾、大沼まで見渡せるビュースポット“きじひき高原”や、ポプラ並木の美しい“トラピスト修道院”にも立ち寄ってください。桜とともに北海道らしい雄大な景観も楽しめますよ」

小さな子供と楽しめる!金森赤レンガ倉庫を楽しむ4つのポイント

春の道南旅を満喫するためのおすすめ情報

達人おすすめの、隠れた花見スポット

  花見の名所として名高い「五稜郭公園」や「函館公園」以外の桜スポットを紹介。

おすすめポイント
  満開時に桜のトンネルを見られるスポットをチョイス。近年人気の「桜ヶ丘通り」は、街灯にほんのり照らされた夜の景色もおすすめ。函館山の麓にある「住三吉神社」では、参道を登って振り返ると津軽海峡とともに桜を楽しめる。この2つはソメイヨシノだが、「石崎地主海神社」は八重桜。そのため、例年見頃は5月下旬だ。

道南で開催される、おすすめのさくらまつり

  さくらをテーマにしたイベントに参加して、花見とともに地域交流を楽しもう。

おすすめポイント
  道南で1番長く開催されるさくらまつりが「松前さくらまつり」。早咲きから遅咲きまで多種多様な桜が咲き、訪れる度に違う景色を見られるのが魅力。函館から約1時間の距離にある森町の「森町さくらまつり」は、多くの露店が並ぶほかゲストによるステージショーも。「北斗市陣屋さくらまつり」は、地元の人によるステージや特産品販売など地元色豊かなイベント。どのイベントも函館近郊が会場となっており、この時期は道路が混み合うので時間に余裕を持って出かけよう。

達人おすすめの、桜以外の花が楽しめる名所

  春の道南は、桜以外にも様々な花が美しく咲き乱れる。なかでも達人おすすめの花の名所を紹介。

おすすめポイント
  桜よりも早い4月下旬に見頃を迎える「七飯町・大沼のミズバショウ」。可憐な白い花が春の大沼に彩りを添える。「木古内町・薬師山の芝桜」は、5月中旬〜下旬が見頃。薬師山の標高が約73メートルと低いので、気軽に散策できる。活火山に約60万本の鮮やかなツツジが咲き乱れる「函館市・恵山道立自然公園のつつじ」は、5月下旬〜6月上旬が見頃。山裾が真紅や橙に染まる姿は圧巻だ

クルマを使えば道南の観光名所がまわりやすい!

  公共交通機関のように時間や行き先を限定されることなく、思うがままに移動できるのが“クルマ”の良いところ。多くの観光名所を楽にまわりたい方におすすめ。

編集部の視点
  観光地への移動に「複数の交通手段を乗継いで…」という苦労は不要! 移動中に見られる雄大な景観も魅力のひとつ。クルマでの移動なら、思うがままの旅を存分に楽しめる。

五稜郭公園への交通アクセス

  五稜郭公園や五稜郭タワーには駐車場がないので、周辺の有料駐車場を利用するか公共の交通機関で出かけよう。また、例年花見期間(4月下旬〜5月中旬)の8時〜18時は、周辺道路が交通規制されるので注意を。

車(レンタカー)で

  国道5号線をJR五稜郭駅方面に北上し道道571号線(万代こ線橋)を右折。そのまま道道571号線に沿って進むと五稜郭付近にたどり着く。市電「五稜郭公園前停」付近の十字路で道道571号線と道道83号線が交わるため、間違えて道道83号線に入らないように注意。
函館空港の格安レンタカーを予約できます!

電車で

  JR函館駅から市電で約17分、「五稜郭公園前」で下車し、道道(北海道の都道府県道)571号線に沿って北上し徒歩で約10分

バスで

  JR函館駅から以下のいずれかで。
・ 「函館駅前」~「五稜郭」下車、徒歩で約15分。
・「函館駅前」~「五稜郭公園入口」下車、徒歩で約7分。ループ(27-106) 系統またはループ(106-27)系統のバスに乗車。「五稜郭」または「五稜郭公園入口」で降りた後は徒歩での移動となる。「五稜郭」停留所で下車した場合は、道道571号線に出ると五稜郭タワーが見えるのでタワーを目印に向かうとわかりやすい。
・ 函館バス「五稜郭タワー・トラピスチヌ シャトルバス」函館駅前(4番)から毎日運行。五稜郭タワーのふもとまで乗って行けるので、一番わかりやすい。

松前町までの交通アクセス

  北海道で唯一の城下町であり、今も江戸の風情が感じられる町並みをもつ松前町。松前城は、歴史散歩が楽しめるほか“松前城下”の名がつけられた人気イベントも盛りだくさんだ。このイベントに合わせて、観光するのも良いだろう。

ただ、道南観光の中心地となる函館からは距離があり、松前には電車が停まる駅がない。JRとバスの組み合わせ、またレンタカーなどを使用した旅行プランがおすすめだ。

車(レンタカー)で

  JR函館駅から。国道228号線(追分ソーランライン)を経由して約2時間、約95キロ

電車&バス

  JR函館本線・函館駅から約50分「木古内駅」下車→バス(函館バス)約90分「松城バス停」下車、徒歩約7分

函館の桜についてのQ&A

Q 今年の函館の開花予想を教えてください。
A 今年の開花は4月28日、見頃は5月2日〜6日と予想されており、年は、例年よりやや早く開花しそうだ。
Q 花見にはどのような服装で出かけるといいですか?
A 函館は風が強く吹く時もあり、ゆっくり散策していると体が冷えてくるのでコートやジャンパーは必須。花見スポットは敷地の広い場所が多いので、歩きやすい靴がいいだろう。
Q こども連れにおすすめの場所はありますか?
A 「函館公園」がおすすめ。花見はもちろん、動物施設やミニ遊園地があるので飽きずに楽しめる。
Q タクシー観光で、桜巡りをしたい場合はどうしたらいいですか?
A タクシー会社によると思うが、達人の務める函館タクシー(www.hakotaxi.co.jp)では、「函館市内の桜の名所を巡りたい」とリクエストすると、ピッタリなドライバーを紹介してくれる。事前予約が確実だ。
北海道のおすすめドライブコースを厳選!

  レンタカーで北海道観光スポット巡り!北海道のグルメや体験メニューやホテル、おすすめのドライブコースをご案内します。

ドライブコースを見る

北海道【レンタカー】スマートトラベルレンタカー

いざないの一枚

その他の達人指南を見る

別海町にある野付小学校の貴重なチシマザクラの巨木

北海道ならではの桜の楽しみ方、花見ガイド
「北海道の桜は本州より色が鮮やか」と道内で活躍する桜の樹木医、金田さんは語る。北海道に多く見られるエゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)は、厳しい寒さのおかげで本州の・・・

旭山公園の桜

旭川市の花見を楽しむ、桜の名所ガイド
旭川市では5月初旬から中旬にかけて桜の見頃を迎え、市内各所の公園は花見客でにぎわう。旭山動物園近くの夜桜の名所や、花見とキャンプを楽しめる穴場など、大雪山連峰に・・・

サッポロビール博物館

5月に楽しむ札幌のおすすめお花見スポット
4月になると全国的に桜は散ってしまうが、北海道の桜はゴールデンウィークに見頃を迎える。この時期に北海道を訪れれば、2度目のお花見が楽しめてしまうのだ。今回は札幌・・・

海産物からスイーツまで、函館土産はバリエーション豊か

函館の土産ガイド 定番とおすすめアイテム
歴史ある人気の土産から、ふんわりと柔らかく女性におすすめの絶品スイーツ。函館名物の海鮮を使った製品や変わり種の甘味まで、函館旅行に行ったならぜひ持ち帰りたい土産・・・

松前メイン

「松前町」道内唯一の城下町を歴史観光
北海道の南端に位置する松前町は、北海道で唯一、また、最後に造られた日本式城郭である福山城(松前城)をはじめ、古い寺社が立ち並ぶ寺町など、かつての城下町の雰囲気が・・・

教会と石畳の坂道は元町を代表する景観

函館元町 おすすめの散策ルートを紹介
函館市の代表的な観光エリア・元町。多数の教会や西洋文化と日本文化が混じり合った街並み が石畳の坂道に沿って建ち並び、「異国情緒漂う」という表現がぴったりと当ては・・・

函館グルメの定番「塩ラーメン」

「函館ラーメン」おすすめ&人気店を紹介
「函館の塩ラーメン」は、札幌の味噌ラーメンと旭川の醤油ラーメンに並ぶ北海道三大ラーメンのひとつ。透き通ったスープには、長い歴史と人々を魅了する味わいの秘密が凝縮・・・

左が「箱館ハイカラ號」、右が「らっくる号」

函館を市電でめぐる旅。おすすめの楽しみ方
「函館市電」は、温泉地・湯の川エリアから函館山方面、観光スポットが集まる西部地区方面まで走っている。映画やドラマなどにもたびたび登場し、車両自体の人気も高い。函・・・

歴史的価値の高い建物が並ぶ

函館どつく 観光を楽しめる周辺情報を紹介
函館市の「西部地区」と呼ばれるエリアの中で最も西側に位置し、元町やベイエリアに比べるとガイドブックでも紹介されることが少ない函館どつく周辺エリア。「函館発祥の地・・・