1. 「那覇ハーリー」5月の人気イベントの魅力

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

「那覇ハーリー」5月の人気イベントの魅力

  那覇の一大イベント、那覇ハーリーはゴールデンウィーク(5月3日~6日)に那覇新港埠頭で行われます。 那覇ハーリー会場内では、ハーリー競漕のほかにもハーリー船への体験乗船や、地元沖縄の人気芸能人による音楽ライブ、お笑いステージ、沖縄角力(かくりき。琉球相撲のこと)の試合などイベントが盛りだくさん。夜には花火が打ち上がり、初夏の沖縄を楽しむ一大イベントとなっています。

那覇ハーリーのメインイベント「本バーリー」は最大の見せ場

  ハーリーは県内各地では、旧暦の5月4日(ユッカヌヒー。新暦では5月下旬~6月頃)に開かれることが多いですが、那覇ハーリーは旅行客も楽しめるようゴールデンウィーク(5月3日~6日)に那覇新港埠頭で行われます。 
 那覇ハーリー会場内では、ハーリー競漕のほかにもハーリー船への体験乗船や、地元沖縄の人気芸能人による音楽ライブ、お笑いステージ、沖縄角力(かくりき。琉球相撲のこと)の試合などイベントが盛りだくさん。夜には花火が打ち上がり、初夏の沖縄を楽しむ一大イベントとなっています。

ライター/桑村ヒロシ 更新日/2018年 4月

[たびらいセレクション]

玉城 徹夫さん
(たまき てつお)
玉城 徹夫さん

那覇ハーリーの達人
  社団法人那覇爬龍船振興会の専務理事。那覇ハーリーには、初期の頃から長年かかわっています。現在、那覇ハーリーの那覇・久米・泊のハーリー唄を歌うことができるのは、玉城氏ただひとりだとか。

達人が語る那覇ハーリーの楽しみ方

船頭、船尾に龍の飾りがついた爬龍船(写真提供:那覇市)

  沖縄各地のハーリーは多くが小型のサバニ(手漕ぎ漁船)を使用していますが、那覇ハーリーの特徴はその何倍も大型な爬龍船(はりゅうせん)を使用していること。他地域のハーリーではひとつの船に10人前後が乗るところ、那覇ハーリーでは42人が乗るというからそのスケールの大きさが想像できるでしょう。
 那覇ハーリーの初日、5月3日は中学生、一般の部の競漕が行われます(10時~17時45分)。地元の人たちにとっては、職域や性別などチームごとに重ねてきた練習の成果をお披露目する機会です。ひたむきに船を漕ぎ、海を進む様子には心を打たれる人も多いです。
 5月4日には競漕はなく、旅行客も気軽に船に乗ることができる体験乗船の日(11時~12時30分、13時~16時)。乗船料は無料なので、時間があれば旅の記念にぜひ乗船してみましょう。
 そして最終日、5月5日は朝から行われる一般競漕の後、那覇ハーリー最大の見どころである御願(ウガン)バーリー・本バーリーが行われます(16時40分~17時30分)。那覇・久米・泊と地域で分かれたチームの3艘が海上に出てまず行われる御願バーリーは、互いの顔合わせともいえ、ハーリー唄や鐘、演武とともに、ゆっくりとコースを巡ります。そして、本バーリーへ。往復600メートルのコースで実力を競う一本勝負が繰り広げられます。

約600年の伝統を誇る那覇ハーリー

豊見城城跡でのハーリー由来まつりで、ハーリー唄を奉納する

  那覇ハーリーは約600年前に中国から伝わったとされ、由来にはいくつかの説があります。ひとつは、琉球王朝の尚敬王(しょうけいおう)の頃の話です。1730年に編集された『琉球国旧記』によれば、那覇出身の長浜太夫(ながはまたいふ)という人物が琉球国の使者として中国に渡り、そこでハーリーを見たことを王府に報告し、爬龍船が作られ、平和と繁栄を祝ったとの説があります。
 その他、1400年頃に当時の王・汪応祖(わんおうそ)が、中国留学中に見た龍船を模した爬龍船を、自身の居城であった豊見城(トミグスク)城下の入り江(現在の漫湖)に浮かべ、これを見た那覇の村民が競漕を始めたとの説もあります。
 この説を受け、近年、豊見城城跡の中にある豊見瀬御嶽(ウタキ。礼拝所のこと)では、那覇ハーリー前日に「ハーリー由来まつり」を行い、安全や平和、五穀豊穣を祈願し、空手演武やハーリー唄を神に奉納する古式行事を行うようになりました。こうしたところに、時代の流れを汲みながらも、伝統を守り続けようとする沖縄の姿勢と魅力が垣間見られます。

陸上のイベントも充実

会場ステージで行われる地元芸能人によるショーも楽しい

  海上ではハーリー競漕や体験乗船を楽しめるほか、陸上では大小2つの特設ステージが設けられ、地元沖縄出身のアーティストのライブや、お笑いライブ、ダンスパフォーマンスや沖縄角力(かくりき。琉球相撲のこと)大会が無料で観覧できます。周辺にはたくさんの飲食ブースも出店するので、自分たちのペースで食事やおやつを頬張りながら過ごすことができます。
 期間中は毎晩花火が打ち上がり、祭りを盛り上げます(20時40分~21時)。

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那覇ハーリーおすすめ情報

那覇ハーリーの魅力を徹底解説

  毎年ゴールデンウィークに3日間行われる人気イベント、那覇ハーリー。その魅力を堪能するためのポイントを達人が語ってくれました。

  • 那覇ハーリーの神髄・御願バーリーではハーリー唄も必聴だ
  • 若者の熱い戦いは見る人の心を動かす(写真提供/那覇市)
  • 実際に乗って漕いでみよう。5月4日が乗船日だ
おすすめポイント
  厳かな御願バーリーと、勇壮な本バーリーは、那覇ハーリーの最大の見せ場。ゴールデンウィークに沖縄に旅行するならぜひ見学してみてください。また、一般参加による爬龍船競漕では地元中学校対抗レースが注目を集めています。青春まっただなかの真剣勝負はアツく、感動的です。そして陸から見学するだけでなく、実際に体験乗船ができるというのもポイント。体験乗船は5月4日だけなので、ぜひ参加してみましょう。

那覇ハーリーをいっそう楽しむ豆知識

  知っていると、ちょっと得意気に那覇ハーリーについて語れます。そんな豆知識の数々を達人が伝授します。

  • NO1代表的な琉球玩具
  • NO2写真上から、那覇(青)、久米(黄)、泊(黒)
  • NO3県内最大の迫力を誇る那覇ハーリーの船
おすすめポイント
  中国から渡って来たというハーリー(爬龍船)のそもそもの起源や、「端午の節句」との意外な関係性。那覇ハーリーはなぜ3艘で行われるのかなど、県内最大(全長14.55メートル、重さ2.5トン)の那覇ハーリーの謎に迫ります。

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那覇ハーリー会場までの交通アクセス・イベント情報

  会場には駐車場がないため、近隣の有料駐車場か公共交通機関を利用。

車(レンタカー)で

  那覇空港から車で約15分、沖縄自動車道 那覇ICから車で約15分

路線バスで

  那覇バスターミナルより、20番、23番、27番、28番、29番、31番、63番、77番、80番、110番、120番に乗車し、泊高橋で下車

周辺の観光ポイントから

  首里城から車で約15分、国際通りから車で約10分

イベント情報

  【開催日時】
5月3日、4日、5日 10時~21時
御願(ウガン)バーリー・本バーリーは、5月5日16時40分~17時30分

【開催地】
沖縄県那覇市港町1丁目 那覇港新港ふ頭

【料金】
見学、体験乗船ともに無料

【駐車場】
なし(近隣の民間駐車場を利用)

【問い合わせ(電話)】
098-862-1442(那覇市観光協会)
098-862-3276(那覇市観光課)

那覇ハーリーQ&A

Q 爬龍船は毎日体験乗船できるの?
A 5月4日(那覇ハーリー2日目)にのみ体験乗船ができます。乗船料は無料。
Q 会場には駐車場はある?
A 会場に駐車場はないので、公共交通機関の利用がおすすめ。近くの有料駐車場は1日500円が目安です。
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Q 入場料はいくら?
A 入場料は無料。
Q 会場にトイレはある?
A イベント用の簡易型トイレが複数台用意されます。
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