北海道の魅力を現地から発信する旅行予約サイト

キーワードで検索
  1. 定山渓温泉の魅力と楽しみ方を徹底ガイド!

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

定山渓温泉の魅力と楽しみ方を徹底ガイド!

  古くから札幌の奥座敷として親しまれている温泉郷、定山渓温泉。札幌にありながら、四季折々の自然を感じられるロケーションと、しっとりとした湯上がりを楽しめる泉質が特徴的だ。

森の謌の露天風呂

  江戸時代末期に開湯した定山渓温泉。湯量豊富で質のよい湯がこんこんと湧く温泉郷で、源泉数は56にもおよぶ。春は桜とともに春紅葉(はるもみじ)を眺められ、秋は赤や黄色に染まる山々を眺めに多くの人たちが訪れる、人気紅葉スポットだ。アクティビティーが盛んな夏や、雪を活かしたイベントが開かれる冬の時期も魅力的。近年は、この地に残るかっぱ伝説から誕生した「かっぽん」が、愛されキャラとして活躍中だ。

ライター/川島信広
投稿日/平成27年(2015)9月3日
写真提供/定山渓観光協会


《定山渓観光におすすめの情報》
定山渓でも楽しめる!カヌー&カヤック特集

橘さん
(たちばな しんや)
橘 真哉さん

定山渓温泉の達人
  社団法人定山渓観光協会・定山渓温泉旅館組合のマネージャーで、定山渓温泉のすべてを知り尽くす達人。定山渓の温泉や大自然の魅力、その楽しみ方を伝えるさまざまな活動をはじめ、イベントの企画などを通じて、定山渓温泉の活性化に尽力している。

定山渓観光協会
http://jozankei.jp/

定山渓温泉のはじまりは、江戸時代末期にできた湯治場

戦前の定山渓温泉

  定山渓温泉は、札幌の市街地から車で1時間弱の距離にある、豊平川の渓谷沿いに広がる温泉郷。札幌の奥座敷とも呼ばれ、年間約250万人が訪れています。

温泉の歴史は北海道の中では古く、江戸時代末期に遡ります。この地に源泉があることは、古くから近隣のアイヌの人たちに知られ、江戸時代後期には通行した和人もいました。温泉郷の始まりは慶応2年(1866)。この年、修験僧・美泉定山(みいずみじょうざん)が、アイヌの人々の道案内で小樽の張碓地区から山を越えてこの地へ訪れ、源泉に出合い湯治場を開きました。定山渓という地名も、最初に湯治場を開き、温泉郷としての礎を築いた定山の名前に由来しています。

明治時代には、小樽方面との山道が開かれ、大正時代から昭和40年代までは札幌市内から鉄道も走るようになり、多くの湯治客や観光客が訪れるようになりました。鉄道廃止後も、大型バスで団体客が多数訪れ、近年は海外からの団体客もかなり増えてきました。

温泉成分の塩分で肌がしっとり、身体はポカポカ

温泉

  定山渓温泉の温泉は、近隣の小金湯地区や豊平峡地区を除くと、全てナトリウム塩化物泉(中性低張性高温泉)という泉質です。無色透明で、ぺろっと舐めてみると塩辛さが特徴的。入浴すると、泉質の特徴でもある塩分が肌に付着して、汗の蒸発を防ぎ、体の芯からポカポカ温まります。塩分がまるでお肌をパックするかのごとく保湿し、湯上りにはしっとりとした肌ざわりになり、女性に喜ばれます。

源泉は、定山渓温泉街の周辺56カ所あり、それも自然湧出です。源泉温度は約70度~80度と高めなので、宿によっては、手もみで冷ましている所もありますし、泉源から湯導管が長いところはお湯が管を流れていく間に、入浴に適した温度まで下がるところもあります。湯量も豊富で、私たち市民の貴重な資源です。

四季折々の自然を楽しめる温泉郷

紅葉

  定山渓温泉は、札幌市という大都市の中に、豊かな自然が宝の温泉郷。四季を身近に分かりやすく感じ楽しめる絶好のエリアです。

春の風物詩は、温泉街の上空を舞う約400匹の鯉のぼり。また、「春紅葉(はるもみじ)」という、山々が新緑になる直前の独特の紅葉風景も観ることができます。夏は、浴衣を来て温泉街をそぞろ歩き。湿度が低く爽やかな夜風に吹かれつつ、足湯巡りも楽しんで下さい。また、毎年7月中旬頃には音楽イベント「Jozankei JAZZ TOWN」も開催していますし、近隣ではカヌーやラフティング、果物狩り、乗馬などを楽しめる施設も数多くあります。

秋はなんといっても紅葉。露天風呂から眺める色づいた木々の眺めも素敵ですが、温泉街のすぐ近くにある渓谷沿いを観てください。ここが札幌市かと思うほど、とてもきれいな風景が広がります。冬は露天風呂で雪を見ながらしっぽりと。でも、1月はスノーラフティングや犬ぞりなど雪遊びの「雪三舞(ゆきざんまい)」、2月は厳かな神社を舞台に全て手作りのキャンドルイベント「雪灯路(ゆきとうろ)」など、アクティブ派も楽しめるイベントを開催しています。

定山渓温泉の名物キャラクター「かっぽん」

かっぽん

  定山渓温泉には「かっぱ伝説」があります。豊平川の淵に身を投げた青年が、後に親の夢枕に立ち、自分は河童と結婚して沈んだのであり、今も幸せに暮らしていると告げた、という話です。この話が生まれた時期は定かではありませんが、以後、「かっぱ」は定山渓温泉のマスコットになっています。

平成23年(2011)には、マスコットキャラクター「かっぽん」も登場しました。キャラクター案をネットにて一般募集を行ったところ、東京在住の美大生の作品(プロフィールやキャラクター設定などストーリーまで)が採用となり、「かっぽん」が誕生したのです。また、「かっぱ」にちなんで、 「かっぱロード」やかっぱのデザインの水飲み場まであります。豊平川にかかる月見橋の欄干にも、透かし模様の「かっぱ」がいるのをご存知ですか? 温泉街のいたる所で見られるメルヘンかっぱ像は、札幌市民から募集したアイデアをもとに、道内外の彫刻家によって制作されました。

《厳選ホテル》

【あかん遊久の里鶴雅 別館】阿寒湖の絶景と過ごす大人の一日

定山渓温泉でおすすめ3選

定山渓温泉でおすすめの宿泊施設

  20ほどの温泉宿がある定山渓温泉郷の中でも、こだわりの宿3軒をピックアップ!

おすすめポイント
  温泉で侘びさびを感じる風情を楽しめるのが、「ぬくもりの宿ふる川」。とても心落ち着く一日を過ごせます。定山渓温泉街と豊平川の渓谷を眺めながら湯巡りしたいなら、「定山渓温泉花もみじ」へ。2つの大浴場と3つの貸し切り湯で館内湯めぐりが楽しめますよ。あとは、やはりお部屋で展望露天風呂を楽しみたいなら、「定山渓第一寶亭留翠山亭」へどうそ。ゆったり高級感溢れる客室に備わる露天風呂はもちろん、宿泊しているアナタだけの貸し切り。どんな過ごした方をしたいかによって選んでみてはいかが?

定山渓おすすめ! 日帰り入浴可能な施設

  気軽に日帰りで湯浴みできるのも定山渓の魅力だ。子どもも一緒に楽しめる施設を含め、おすすめをチョイス。

おすすめポイント
  小さなお子さんがいるファミリーなら、間違いなく「定山渓ビューホテル」がおすすめ!きっとよい家族の思い出になるはずです。カップルなら、趣の異なる2つの湯を男女入替制で楽しめる「定山渓グランドホテル瑞苑」へ。お互いこんな風呂だったよ、と会話も弾むかもしれません。女性グループなら、オシャレで美味しいランチも楽しめる「定山渓 鶴雅リゾートスパ 森の謌」がイチオシ!グルメ派やこだわり派もきっと満足しますよ。

定山渓温泉でおすすめのお土産

  宿泊施設や温泉街の売店などで販売されている、それぞれが個性的なまんじゅう。あなたなら、どれを選ぶ?

おすすめポイント
  宿泊施設や温泉街の売店などで人気のお土産は、まんじゅう。各施設で自社内の工房や自店で作っているので、それぞれが個性的なまんじゅうです。1個単位で販売しているものもあるので、ちょっとしたおやつとして味わうこともできます。どれが好みかは人それぞれ。見て回り食べ比べするのも楽しいかもしれませんよ。

定山渓温泉までの交通アクセス

  定山渓温泉は、札幌市街地からニセコ・洞爺湖・函館方面へと向かうメインルート、国道230号線沿線にあるため、車でのアクセスは容易。また、札幌~定山渓間は直行バスや路線バスのほか、新千歳空港~定山渓間の直行バスもあるので、公共交通機関でアクセスすることも容易だ。

車で

  札幌中心部から/国道230号線にて、50~60分
新千歳空港から/道央道経由、約1時間20~30分
小樽から/道道小樽定山渓線にて、約40~50分
喜茂別(きもべつ)から/国道230号線にて、約40分

公共交通機関(JR&バス)で

  札幌中心部から/じょうてつバス「かっぱライナー号」で約1時間、じょうてつバス定山渓温泉行きで約1時間20分
地下鉄南北線真駒内駅から/じょうてつバス定山渓温泉行きで約40分
新千歳空港から/北都交通「快適 湯ったりライナー号」で約1時間40分

温泉日帰りパック

  札幌駅・真駒内駅~小金湯・定山渓・豊平峡温泉の往復バス券と日帰り入浴券がセットになったお得なパックプラン。料金は1800円、子供900円。札幌駅のバスターミナルのほか、じょうてつバス車内でも販売している。利用できる施設は複数あるため、定山渓観光協会のホームページなどでご確認を。

定山渓温泉のQ&A

Q 紅葉の見頃はいつ頃ですか?
A 例年、10月初旬から10月中旬が一番見頃となり、その前後でも楽しむことができます。見頃の時期は例年多くの方々が訪れるので、国道230号線などかなり渋滞することもあります。時間に余裕をもってお出かけください。
Q 温泉街の足湯にはタオルは必要ですか?
A 温泉街には無料の足湯と手湯が4カ所ありますが、タオル持参が基本です。ただし、「足のふれあい太郎の湯」と「長寿と健康の足つぼの湯」にはタオル自販機(1枚200円)があるので、タオルなしで訪れても大丈夫です。
Q 温泉日帰りパックはいつでも利用できますか?
A 各温泉にて日帰り入浴の受付時間(時間は各施設により異なる)であれば、いつでも利用することができます。ただし、浴場の清掃などにより、利用できない場合もあります。事前にホテルなど温泉施設へご確認下さい。
札幌観光に役立つ記事をひとまとめ!札幌エリア特集

札幌駅

  札幌の観光名所の楽しみ方や、夜景・グルメ・温泉・観光イベント情報などをひとまとめ!札幌エリアで旅行を楽しむツアープランやホテル・宿の予約プラン、レンタカープランなども紹介。札幌旅行を考えている方は下記のURLから「札幌エリア特集」をチェック。

【札幌エリア特集】はコチラ

北海道【レンタカー】スマートトラベルレンタカー

いざないの一枚

その他の達人指南を見る

JRタワー外観

JR札幌駅エリア・JRタワーの楽しみ方を徹底ガイド!
札幌市の中心部に位置し、道内の交通の拠点でもあるJR札幌駅。平成15年(2003)に駅周辺の再開発事業によって駅ビル「JRタワー」が誕生し、今や一大ショッピング・・・

北海道神宮

北海道神宮 札幌市民の憩いスポットを女子さんぽ
札幌の花見の名所として知られる北海道神宮は、参拝+αの楽しみがたっぷり。周辺の森林散策やスイーツ休憩など、少し時間をとって過ごすのがおすすめです。女子旅にもぴっ・・・

開拓の村

「北海道開拓の村」おすすめの楽しみ方
札幌ドーム10個分(54.2ヘクタール)という広大な敷地に、明治から昭和初期までの歴史的建造物がずらり建ち並ぶ「北海道開拓の村」。開拓時代の暮らしぶりや北の産業・・・

明治期の面影を残す博物館。

サッポロビール博物館で ここだけのプレミアムビール体験!
日本で唯一のビール博物館である「サッポロビール博物館」。ここは学びの場であると同時に、“ふたつ”のプレミアムビールを楽しめる、特別な空間でした。

紅葉で色づく中島公園

札幌・紅葉の名所ガイド 秋の彩の楽しみ方
札幌の中心部から徒歩圏内にある中島公園・円山公園。そして住宅街の中にあり、静かな散歩を楽しめる西岡公園。四季折々で全く別の顔を見せるこれらの公園の神髄は紅葉にあ・・・

国内2番目のカルデラ湖「支笏湖」

支笏湖観光、札幌から車で1時間の湖を遊ぶ
日本有数の透明度を誇る支笏湖には、「チップ」と呼ばれる特産品のヒメマスを使ったグルメや「苔の洞門」などの観光スポットがあり、さらには“カヤック”を利用したアクテ・・・

イサム・ノグチがデザインした造形物

モエレ沼公園 札幌郊外でアート散策
札幌北東部ののどかな郊外に広がるモエレ沼公園は、世界的彫刻家イサム・ノグチが設計を手がけた都市公園。北海道らしい広々とした風景のあちこちにオブジェが点在する園内・・・

クラーク博士の立像

さっぽろ羊ヶ丘展望台 記念撮影だけじゃない意外な楽しみ方
さっぽろ羊ヶ丘展望台といえば、北海道観光の代名詞「クラーク博士像」が立つ人気スポット。ここは記念撮影を楽しめるだけでなく、ラベンダー鑑賞の穴場であり、季節ごとの・・・

ホッキョクグマ

円山動物園 ホッキョクグマが人気の動物園
平成27年(2015)春にホッキョクグマの赤ちゃんが公開され、現在話題の「札幌市円山動物園」。生命の誕生とともに、新たな企画や展示も続々と登場し、日々進化してい・・・