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  1. 黒糖焼酎 奄美群島だけで造られる稀有な酒
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黒糖焼酎 奄美群島だけで造られる稀有な酒

  日本で唯一、奄美群島だけで造られている奄美黒糖焼酎。黒糖の甘い香りと米麹のまろやかな旨味、そしてきりっとした後口は、島々の風土が凝縮された味わいだ。奄美を訪れたら、この酒と共に島の夜を楽しんでほしい。

島の風土、蔵元の個性を感じさせる奄美黒糖焼酎

  400年ほど前からサトウキビ栽培が行われてきた奄美大島で造られている蒸留酒・奄美黒糖焼酎。昭和28年(1953)に奄美群島が米軍統治下から日本に復帰した時に、酒税法の特例通達で奄美群島に限り製造が認められた稀有な酒だ。

現在、奄美群島(奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島)のうち5島に27の蔵元があり、工夫を凝らした多様な銘柄が造られている。唯一無二の個性を持つこの酒の魅力を、奄美市で黒糖焼酎を豊富に取り扱う酒店を営む前川晴紀さんに聞いた。

取材/小谷 さらさ、平成27年(2015)3月


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前川晴紀さん
(まえかわ はるき)
前川 晴紀さん

奄美黒糖焼酎の魅力を伝える達人
  奄美市名瀬港町にある「前川酒店」店主。東京で酒関連の企業に勤務した後、奄美市で酒店を開店。奄美黒糖焼酎を製造している全蔵元の代表銘柄を取りそろえるほか、蔵元との信頼関係から希少な銘柄の取り扱いも。造り手の気概を感じる奄美黒糖焼酎の魅力を、この島の空気と共にひとりひとりの飲み手に伝えていきたいと努めている。

蔵元のこだわりが奄美黒糖焼酎を多彩なものにする

奄美大島のサトウキビ畑(画像提供/奄美大島観光物産協会)

  奄美の酒といえば、多くの人が奄美黒糖焼酎を思い浮かべる。その特徴は、一次仕込みに米麹、二次仕込みに黒糖を使うことで生み出される独特の甘い香りと深いこくのある味わいだ。奄美群島の中でも、黒糖焼酎を生産しているのは奄美大島・喜界島・徳之島・沖永良部島・与論島の5島。それらの島々に27の蔵元が点在しており、多彩な銘柄を作っているというのも魅力の一つだ。

「奄美黒糖焼酎は、それぞれの蔵元の製法へのこだわりや、原料、水質の違いなどで味わいに個性が生まれます。蔵元が情熱を傾けて造った一杯は、それぞれが異なる表情を持っています。私が店で奄美黒糖焼酎に力を入れるようになったのも、造り手の方々の熱い気概に触れたことも大きいです」と前川さんは語る。

島々の風土や歴史が凝縮された酒

黒糖を使ったかめ仕込みの様子。奄美市の富田酒造場にて

  前川さんは奄美黒糖焼酎のことを、「島々の独特の気候・風土・歴史・文化すべてが凝縮されている酒」と表現する。独特の気候・風土とは、亜熱帯海洋性気候でサトウキビの産地であること、サンゴ礁や地形の特徴により島々の水質が異なることなどが挙げられる。歴史的には、近世では薩摩藩の直轄地となった。当時、黒糖は藩の専売だったため、庶民が焼酎の原料としてなかなか手が出せるものではなかったようだ。

「幕末期に書かれた書物『南島雑話』(名越左源太著)によると、奄美に暮らす庶民の間では、椎の実、栗、蘇鉄(そてつ)などを原料に焼酎が造られていたそうです。薩摩藩の厳しい支配下で、焼酎は庶民の心の支えになっていたかもしれませんね」と前川さん。昔から島々の生活に根付いていた焼酎文化が、今の黒糖焼酎にも受け継がれているのだ。

特徴は米麹と黒糖の二段仕込みにあり

サトウキビの搾り汁を釜で煮詰めて作る黒糖

  現在につながる黒糖焼酎造りは、第二次世界大戦後の米軍統治下で不足する米の代わりに黒糖を溶かし入れるようになったことから始まっているようだ。その後、昭和28年(1953)に奄美群島が日本復帰するときに、酒税法の特例通達でこの島々でのみ黒糖焼酎としての製造が認められ、米麹で一次仕込みをし、黒糖を混ぜて二次仕込みをして発酵、蒸留するという現在の形に至っている。

同じく黒糖を原料とするラム酒と混同されることもあるが、ラム酒はサトウキビの搾り汁か廃糖蜜を原料に発酵、蒸留して造る酒で、酒税法では洋酒のスピリッツ類に分類されるという違いがある。

一口に奄美黒糖焼酎と言えど、その個性は様々

「前川酒店」店内にずらりと並ぶ黒糖焼酎

  前川さんの酒店の棚にずらりと並ぶ奄美黒糖焼酎は、圧巻の一言。一般的な五合瓶や一升瓶のほか、熟成させた古酒や原酒などを洒落た細身の瓶に詰めたものなどがそろう。島口(島の方言)を名称に使ったものや、鮮やかな南国風の色彩を施したデザインなどもあり、目にも楽しい。

「奄美黒糖焼酎を造っているのは、大きな工場ももちろんありますが、家族で営む手造りの蔵元も少なくありません。造り手の方の話を伺うと、焼酎をまさに“作品”として、精魂込めて造り上げている気概を感じます。その熱い思いを飲み手の方々に伝えるのが、私の仕事だと思っています」と前川さんは語る。

だから、奄美で黒糖焼酎を買い求めるときには、酒店の人に好みの味を伝えよう。
「私は、味や香り、軽さ、重さ、華やかさなどを簡単なポジショニングマップを使ってご説明しています。ぜひ率直に好みをお話いただいて、喜んでいただける1本をご紹介できたら思います」(前川さん)

地元の定番は水割り。さまざまなアレンジを楽しめるのも魅力

郷土料理からイタリアンまで合うが、豚肉料理との相性が抜群だ

  奄美の島人(シマッチュ)は、どのような楽しみ方をしているのだろうか。地元では、気に入ったいつもの銘柄を、水割りで楽しむ人が多いようだ。割合は、焼酎6割に対して水4割や、5対5など、お好みで。もちろん、焼酎の持ち味に合わせて、お湯割り、ロックから、フルーツを合わせたカクテル、ハイボールなど、幅広いアレンジが楽しめる。

食前酒、食後酒としての評価も高い奄美黒糖焼酎だが、さまざまな料理に合わせる食中酒としても存在感は十分。料理との相性については、「郷土料理からイタリアンまで幅広く合いますが、奄美でよく食べられる豚肉料理には、こくがありフレーバーが香る濃醇系の黒糖焼酎が相性抜群です」と前川さんは言う。

「私にとっては、食前・食中・食後にこだわらず、常に傍らにある水や空気のようにかけがえのない存在」と黒糖焼酎愛を語る前川さん。知れば知るほど、深く、広く、豊かな奄美黒糖焼酎の世界。島々の風土が凝縮された味わいに酔いしれながら、南の島の夜を楽しんでほしい。

奄美黒糖焼酎を深く味わうおすすめ情報

達人おすすめの奄美黒糖焼酎が楽しめる店

  奄美黒糖焼酎の魅力の一つは、飲み方を選ばず、いろいろな料理に合う“懐の広さ”。黒糖焼酎の世界をより深く楽しめる店を紹介する。

  • 島野菜や魚介を使った「オステリア フィオーレ」のメニュー
  • やわらかでこくのある「ならびや」の豚骨は、黒糖焼酎と相性抜群
  • 赤ウルメのふわふわつきあげは、「心」の人気メニュー
おすすめポイント
  奄美黒糖焼酎を愛する店主たちが営む、個性ある3店。それぞれ、伝統的な島料理に、島食材を使った新しい創作料理、イタリアンとともに、黒糖焼酎を味わえる。島の大らかな空気の中で楽しむ料理と黒糖焼酎のマリア―ジュで、この酒の懐の広さを感じてほしい。

達人おすすめの奄美黒糖焼酎の蔵元

  こだわりを貫く、個性ある蔵元を三つ紹介。どの蔵も見学の相談ができるので、問い合わせてみよう。

  • 歴史を感じさせる富田酒造の蔵構えと、手彫りの看板
  • ルリカケスも訪れるという自然豊かな里にある山田酒造の蔵
おすすめポイント
  焼酎の原料となる黒糖を自社で栽培したり、創業時からある古い大甕を使い続けていたりと、それぞれに独自のこだわりを持つ三つの蔵。これらの蔵を訪ねれば、奄美黒糖焼酎造りへの誇りと熱意を持つ作り手たちに出会える。背景にある物語を知れば、黒糖焼酎の味わいがより深まる。

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奄美大島への交通アクセス

  奄美大島へは、飛行機または船を利用して向かう。

飛行機で

  ・福岡空港から奄美空港まで約1時間20分
 ・鹿児島空港から奄美空港まで約50分
 ・那覇空港から奄美空港まで約1時間
 ※東京(羽田・成田)、大阪(伊丹)、福岡、鹿児島、沖縄から、奄美空港への直行便あり(JAL、JAC、バニラエア、RAC)

フェリーで

  鹿児島からフェリーで約11時間
 ※大阪、神戸、鹿児島、沖縄から名瀬港への便あり
 ・マルエーフェリー(http://www.aline-ferry.com/)
 ・マリックスライン(http://www.marixline.com/)

奄美黒糖焼酎のQ&A

Q 奄美黒糖焼酎のおいしい飲み方は?
A 飲み方を選ばないのが黒糖焼酎の魅力。ロックに水割り、お湯割りはもちろん、ハイボールやカクテルまで、どんな飲み方でも楽しめる。また、店によっては、あらかじめ水で割っておいた“前割り”を出してくれるところもあり、ひと味違うまろやかさが体験できる。ちょっと変わった飲み方では、地元産のパッションフルーツを二つに割って、器がわりに焼酎を注いで飲む方法も。
Q 奄美黒糖焼酎が飲める居酒屋はあるの?
A 奄美大島で“酒”といえば、それは黒糖焼酎のこと。ほとんどの居酒屋で飲むことができる。特に奄美市には「屋仁川(やにがわ)」という繁華街があり、黒糖焼酎を楽しめる店が集まっている。
Q 奄美黒糖焼酎はどこで買えるの?
A 島内の酒屋や、酒類を扱っている土産物店、地元のスーパーなどで手に入る。ただし、生産量が少ない銘柄は取り扱う店が限られているので、稀少銘柄を入手したい場合は事前に蔵元に問い合わせて、販売店を確認しておくと安心だ。
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