1. 「ポロクル」 レンタサイクルで街ナカ観光

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

「ポロクル」 レンタサイクルで街ナカ観光

  「ポロクル」は、“サイクルシェア”と呼ばれる新しいタイプのレンタサイクル。札幌の街ナカに置かれたポートからポートへ、どこでも自由に貸出返却が可能な自転車で、街の空気を感じながら旅してみよう。

赤レンガとポロクル

  札幌の「ポロ」とサイクルの「クル」から名付けた「ポロクル」は、2011年4月からスタートした札幌都心部の新しい移動のカタチ。これはサイクルシェア(自転車共同利用)といい、見た目は普通の自転車なのですが、「ポート」と呼ばれるポロクル専用の駐輪場であれば必要な時にどこからでも借りられ、どこでも乗り捨てできるという便利なサービスです。簡単な手続きだけですぐに利用でき、しかも観光スポットが多い札幌市内中心部に多数のポートがあるので、快適に移動しながら観光が楽しめます。ひとつ一つの観光スポットを歩いて回るにはそれなりに時間もかかるし、地下鉄やタクシーだと時間や費用の面でちょっと……。そんな都心部の観光に、利用しない手はありません。

[たびらいセレクション]

ポロクルクルー山根さん
(やまね しずか)
山根 静夏さん

ポロクルの達人
  ポロクルの現場の管理運営を行っているNPO法人ezorockのメンバーのひとりで、個人的にも自転車が大好き。ポロクルのクルーとして、「ポート」の自転車台数調整やメンテナンスを行うなど、週に2~3日活動している。街ナカでポロクルのユーザーさんへの説明や道案内などを通して、様々な人とコミュニケーションを図れるのが楽しみだそう。ポロクルの運営会社(株)ドーコンモビリティデザイン(現:NPO法人ポロクル)とともに、自転車のマナー啓発などにも力を注ぐ。
ポロクル営業期間 
2019年4月26日(金)~10月31日(木)
ポロクル公式サイト 
https://porocle.jp/
ポロクル登録方法  
https://porocle.jp/app/registration/

達人が語る 「ポロクル」の魅力

ビール園のポート

  サイクルシェアサービス「ポロクル」は、札幌の新しい交通手段。エコな乗り物・自転車をみんなで共有することで、環境にやさしいだけでなく、放置自転車の削減に役立つなどさまざまなメリットもあることから注目を集め、2011年のサービス開始以来、着実に利用者を増やしています。ポロクルが一般的なレンタサイクルと決定的に違うのは、最初に借りた場所に返さなくても良い、ということ。札幌の街ナカに設置された「ポート」であれば、貸出と違うポートに返却、いわゆる“乗り捨て”が可能なのです。また、付属のワイヤー錠で一時的に施錠できるので、ポートがない場所では、公共の駐輪スペースなどへ自転車を停めて、食事や買物を楽しむのもOK。基本的に会員登録制のサービスですが、当日の簡単な手続きだけで利用できる「1日パス」もあり、これが観光や出張で札幌都心部を行き来する人に便利でおトクと好評です。では実際にどう便利でおトクなのか、具体的に紹介しましょう。

1日パスは1080円で24時間利用できる

ICカードをかざすだけ

  1日パスは1080円(税込)。最初の貸出から24時間後まで利用が可能で、その間は貸出と返却は何度でもOKです。ただしポロクルの営業時間は7時半から21時までなので、一旦、21時までに自転車をポートへ返却し、利用再開は翌朝7時半から。1日パスはサービス窓口の「ポロクルカウンター」や提携ホテルのフロントで購入でき、簡単な手続きですぐに自転車を利用できます。利用方法もいたって簡単! 手続き時に発行された専用ICカードをポートの自転車ラックのリーダー部分にかざすと、「出庫します」のアナウンスが流れロックが自動で外れる仕組み。返却時も同様に、ICカードを所定の場所にかざすと「入庫してください」のアナウンスが流れ、乗ってきた自転車を押し入れるとロックが自動でかかるようになっています。そして最後の利用が終わったら、ポートに設置している「ICカード回収BOX」にカードを投函するだけ。カードを購入したホテルフロントや最初に自転車を借りた場所に戻る必要はなく、最寄りのポートに乗り捨てれば終了です。

ポートが多数あるので使い勝手抜群

ロイトンのポート

  自転車を貸出・返却するポロクル専用駐輪場「ポート」は年々増えていて、現在は42拠点(2015年5月現在)。自転車の設置台数はポートにより異なりますが、全ポート合計で毎日350台が稼動しています。シェアサービスという性格上、時には自転車の在庫がなかったり逆に満車ということもありますが、スタッフが常に在庫状況を管理して自転車の移動を行っていて、在庫状況はホームページから確認もできます。
 旅行者にとっては、自転車台数やポートの数もさることながら、ポートの場所が、札幌駅や大通公園の周辺を中心にホテルや観光スポットなど「便利な場所・行きたい場所にある」というのも高ポイントでしょう。貸出時と違うポートに自由に返却できるので、スポットからスポットへと、目当ての場所に楽に移動できるだけでなく、例えば「自転車で観光した後に飲みに行く」とか、「疲れたので帰りは地下鉄で戻りたい」といった時、最寄りのポートに“乗り捨て”できるという使い勝手の良さも大きな魅力です。

自由気ままにめぐれる自転車の良さを旅先で

テレビ塔とポロクル

  旅に出ると、限られた時間の中で“あそこもここも”と欲張って駆け足になりがち。自分のペースで移動でき、右へ左へと気の向くままに足を伸ばせる自転車は、街の空気を肌で感じられるのも魅力ですよね。札幌の中心部は道路が碁盤の目になっていて分かりやすい上に道幅も広く、空も広くて緑豊かなので、走っていてとても気持ちがいいんですよ。また、地下鉄駅とJR駅の間など、公共交通機関がつながっていない区間を移動するにも便利です。都心部には、駐輪や乗り入れが禁止されている場所もありますが、ポロクルならさまざまな場所に専用ポートを設置しているので、駐輪場を探してさまよう心配はありません。利用したい時にすぐに借りられて手続きも簡単なので、晴れた日には、ぜひポロクルで札幌の街ナカをめぐってみて欲しいですね。

プロガイド付き札幌まちめぐりサイクリングツアー実施中!!

ポロクルと時計台

  札幌を知り尽くしたプロガイドの案内による、ポロクルで行く札幌まちめぐり。旅の合間に手ぶらで気軽に参加できる、ポロクルイチオシのサイクリングツアーです。所要時間は約2時間半でひとり5000円(自転車レンタル代、ガイド代、保険料込み)。詳しくはポロクルHPをチェックしてください。

[たびらいセレクション]

ポロクルでめぐる札幌散策おすすめコース

札幌の歴史さんぽコース

  ポロクルのポート周辺には、北海道遺産に選ばれている北海道大学札幌農学校第2農場や苗穂地区の工場・記念館群など、街の歴史が刻まれた建造物が複数点在。歴史巡りをテーマに散策するのもおすすめだ。

おすすめポイント
  札幌の歴史を感じる古い街並や建造物を、ポロクルで巡ってみませんか。観光客もよく訪れる北海道大学は、地下鉄で2駅分にもまたがるほど構内が広いので、移動は自転車が最適。歴史的建造物のほか、秋は構内の紅葉の美しさも見どころです。特に10月下旬から11月上旬にかけて、北13条通り両側の東西約380メートルに渡って70本のイチョウ並木が黄色に染まる景色は、本当にキレイです。日本で唯一のビール博物館「サッポロビール博物館」も楽しいですよ。

個性派タウン円山巡り

  現在44箇所あるポートのうち、最も西に存在するのが地下鉄東西線「円山公園」駅そばの2つのポート。円山エリアはおしゃれな街として最も人気の高い地域で、北海道神宮や動物園のほかカフェなどが点在し旅行客も訪れる。

おすすめポイント
  都心近くにありながら豊かな自然が残る円山エリアは、美しい街並の中に個性的なカフェやレストランがたくさんあり、とても楽しく散策できる素敵なエリアです。私も個人的に大好きな円山動物園や、パワースポットとしても知られる北海道神宮、桜の名所・円山公園など緑豊かなスポットをめぐり、今、人気のパンケーキカフェや雑貨店などに立ち寄りながら一日のんびり過ごしてみては。ポロクルで散策を楽しんだ後は地下鉄駅そばのポートに返却すれば、そのまま地下鉄に乗って大通・札幌へスムーズに戻ることができます。

大通・札幌 人気観光スポットめぐり

  人気観光スポットをめぐるにも大活躍。疲れたり土産で荷物が増えたら、途中で一旦ポロクルを返却してホテルでひと休み、というのも手だ。再び街めぐりへ行くにも近くのポートから貸出してすぐスタートできる。

おすすめポイント
  JR札幌駅と地下鉄大通駅の周辺には、超定番の観光スポットが集中しています。徒歩で何カ所も回るとなると時間もかかりますが、ポロクルなら移動は楽々。さっぽろテレビ塔や札幌市時計台など、定番スポットのすぐ近くにポートがあるので、駐輪場所に困ることなくゆったり見学が楽しめます。札幌市役所のポート奥には、時計台を斜め後ろから撮影できる穴場の撮影スポットもあるので、ぜひ行ってみてください。創成川公園は、大通と創成川を隔てた東側を結ぶ平成23年(2011)オープンの新しい公園。川の両岸をつないで整備された園内には、彫刻作品やモニュメントが多数設置され、広場やベンチもあってのんびり散策が楽しめます。

ポロクルカウンターへのアクセス情報

  「ポロクルカウンター」では、1日パスの申し込みのほか、サービスに関する問い合わせも受け付けています。そのほかの申し込み窓口なども、詳しくは下記まで問い合わせを。

ポロクルカウンター

ポロクルカウンターの施設情報

  住所/札幌市中央区南1条西4丁目 日之出ビル9階「ドリノキ」内
TEL 011-242-4696
営業時間/月~金/11時~19時、土日祝/10時~17時
※10月は全日/11時~15時

地下鉄から

  地下鉄南北線「大通」駅下車、10番出口直結

大通駅からのアクセスはこちら

  地下鉄大通駅からは「ポロクルカウンター」がある日之出ビル地下入口直結。

ポロクルの借り方Q&A

Q 1日パスとはどのようなものですか? 料金や支払い方法は?
A 1日パスは、1080円(税込)で24時間何度でもポロクルをご利用いただけます。代金はお申し込み時に現金にてお支払いいただきます。お申し込みが簡単なので、観光や出張などにオススメです。
Q 1日パスは誰でも申し込みできますか?
A 携帯電話をお持ちの、満16歳以上で自転車を安全に運転していただける方であればご利用いただけます。外国人の方につきましては、日本語を話すことができる、もしくは日本語が話せる同伴者がいる場合はご利用いただけます。
Q 1日パスはどこで申し込みができますか? 必要なものは?
A 1日パスは、ポロクルカウンター(TEL.011-242-4696)や札幌市内中心部の12のホテルでお申し込みいただけます。詳しくは、ポロクルカウンターまでお問い合わせください。お申し込み時には、携帯電話と身分証明書が必要となります。
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