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  1. 札幌市時計台 定番観光地の見どころを紹介
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現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

札幌市時計台 定番観光地の見どころを紹介

  札幌市民に愛される街のシンボル「札幌市時計台」。ここは、 明治維新後に本格的に始まった蝦夷地開拓の歴史を伝える建造物でもある。「札幌市時計台」の魅力と楽しみ方を紹介する。

時計台全体

  札幌市内中心部のビル街の一角にある観光スポット「札幌市時計台」。アメリカのマサチューセッツ農科大学から、北海道大学の前身「札幌農学校」の教頭として招かれたクラーク博士の構想により、同校の演武場として明治11年(1878)に完成。国の重要文化財に指定されているため、修復工事は当初の部材を極力残しながら傷んだ部分を交換して行われた。演武場完成から3年後に付設された時計と鐘は、今も当時の姿のまま時を札幌市民に知らせている。屋外での記念撮影を楽しむことはもちろん、館内を見学して北海道開拓の歴史を学ぶこともできる。

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達人の画像
(しもむら やすなり)
下村 康成さん

札幌市時計台の魅力を伝える達人
  平成10年(1998)に札幌市時計台の塔時計保守として着任。時計機械の整備や点検、事務、建物の維持管理まで行うほか、週2回、塔時計を動かす重りを巻き上げる役目を担う。この仕事を続けて10年以上。今では、湿度や温度によって変わる鐘の音色も分かるのだそう。「夏はどんより、冬はカラッとした音。鐘の音でも四季を感じています」と語る。
⇒札幌市時計台の公式サイト

130年以上前と同じ鐘の音が鳴る「札幌市時計台」

内観

  時計台の愛称で親しまれている「旧札幌農学校演武場」は、国指定の重要文化財であり、札幌の顔の一つとして、観光客で毎日賑わっています。外壁を塗り替えたり、傷んだ材木を補修しているものの、明治時代の時計と鐘が今も動いており、130年以上前の札幌に住む人が聞いていた鐘の音が街に響いています。
 完成当時、1階は研究室や講義室、動植物や鉱物の標本展示室として利用。現在は資料室として、ここで学んだ札幌農学校の卒業生の活躍の様子から、建物の構造、時計台にインスピレーションを受けた文芸作品まで、バリエーション豊かな解説パネルやレプリカなどを展示しています。兵式訓練場だった2階の演武場には、明治14年(1881)から使われている塔時計と同じ、ハワード社製の時計を設置。時計盤の直径が意外と大きく、大人の身長も超えてしまうほど。閉館後、夜はホールとして活用され、ここでコンサートなどが毎日のように行われています。
 昔と利用の仕方は変わっても、館内には当時の面影が色濃く残されています。「それほど高い建物でもなく、敷地も広くない。なぜ札幌の中心街に残されているのか?」。時計台の魅力はそこに隠されています。展示パネルをじっくりと見てまわったり、毎日開催されているスタッフの説明を聞いて、その秘密を解き明かそう。

「時計台」は、バランスが悪い建築物!?

2階内観

  テレビや雑誌などで札幌市のランドマークとして見慣れている「札幌市時計台」の姿は、実のところ「建築物としてはバランスが悪い」といわれています。そもそも完成当時の演武場に塔時計はなく、札幌農学校演武場の開業式に訪れた開拓長官・黒田清隆(後の総理大臣)の発案で取り付けることに。アメリカのハワード社から取り寄せた塔時計が、予想していたものより大きく、それまで屋根に設置されていた鐘楼を壊し、新たな塔時計を付け直しました。そのため、塔の部分が大きい“バランスの悪い”建物になってしまったということです。
 館内の構造にも注目を。2階の演武場は、かつて北海道を開拓しながらロシアからの侵入を阻む屯田兵を指揮する人材を育てるために、農学校の生徒の兵式訓練場として使われていました。「元は教会?」と質問する人がいるほど天井が高い洋風小屋組が特徴的です。開拓時代のアメリカ中部・西部で多く用いられたバルーンフレーム構法を取り入れ、太い柱も仕切りもない開放的な空間が広がります。現在の演武場は、農学校卒業生の初めての博士号授与で祝賀会が行われた明治32年(1899)当時を再現。わずかなライトと太陽の光が照らす落ち着いた雰囲気で、教会でなくとも気持ちが和らぎます。

日本最古の一つとして時を刻む“塔統計”

塔時計の機械アップ

  札幌市時計台の塔時計は、明治14年(1881)に初めて演武場に取り付けられたものが今も動き続けています。時計台が設置されたのは、日本の暦が太陰暦から太陽暦へと大きく変化した時代。「1日は24時間」という認識を広めるため、日本全国で塔時計のある建築物が次々と完成しました。札幌では街の中心部にあり、周辺で高い建物だった演武場が、塔時計の設置場所に選ばれたとされています。しかし、戦争や震災により日本国内の塔時計は急激に減少し、明治期の塔時計が原形のまま動いているのは、札幌を含め全国で3カ所だけです。
 もちろん鐘の音も当時のまま。かつては札幌市内中心部から約5キロ離れた琴似方面でも音が聞こえ、鐘が鳴り始めると1階で研究や仕事をしていた人が、手を付けられなくなるほど建物全体が激しく振動したのだとか。今は耐震性を高めるために建物を補強したこともあり、鐘が鳴ってもほとんど揺れません。時刻と同じだけ鐘が鳴る毎正時に、2階の時計機械室の柱に触れてみると、ズシン、ズシンと振動し、明治時代の人と同じ感覚をちょっぴり味わえます。
 電動で動いていると思われがちな塔時計ですが、今でも週2回、時計の針と鐘を動かす2つの重りを人の手で巻き上げています。巻き上げ用のハンドルを使い、運針用は50キロの重りを56回、打鐘用は150キロの重りを125回も回さなければなりません。かなりの重労働なので、明治時代の塔時計は、後の時代に起った災害を免れても、ほとんどが自動で重りを巻き上げる電動式の装置が取り付けられました。
 札幌市時計台では、日本最古の塔時計の仕組みの説明や、巻き上げのデモンストレーションを行っています。手動で巻き上げる様子はもちろん、繊細な振り子装置も必見です。

市民ボランティアによる観光のサポートも

デモンストレーションの様子

  札幌農学校の移築で札幌市に時計台が寄贈されてから、郵便局や図書館として利用され、いつしか街のシンボルとして市民に愛される建物になりました。
 学生やシニア市民が、時計台の魅力を伝える手助けがしたいと、積極的にボランティア活動を行っています。屋外には記念撮影用のお立ち台が設けられ、週末になると市民ボランティアが撮影をお手伝い。時計台の見どころのほか、周辺の観光スポットの説明もしてくれます。また、館内の展示スペースには、館長やスタッフ、市民ボランティアがいて、時計台や開拓の歴史について丁寧に解説してくれるので、資料を見てもっと知りたいことがあったら気軽に尋ねてみましょう。
 そのほか5~11月には「外国語ボランティア」による紙芝居や、パネルを使った時計台のガイドもあり、時計台が設立された明治時代の歴史背景と共に、ちょっぴりマニアックな情報を教われます。9時15分からと11時からの時間が決まっているものもあれば、不定期に行われるものもあるので、始まる前に流れる放送案内を聞いたらぜひ立ち寄って。

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撮影スポットベスト3

  ビル街に佇む札幌市時計台だからこそ、さまざまなアングルで記念撮影ができる。好みの撮影スポットを見つけて、旅行の思い出を写真に。

おすすめポイント
  平日、休日を問わず、札幌旅行の記念に多くの観光客が時計台で写真を撮影しています。建物に向かって右角にある撮影台が定番の撮影スポットですが、敷地内をぐるりとまわったり、周囲のビル街にも撮影ポイントが点在しています。明治時代に思いを馳せてビルの写らないアングルにこだわったり、大都会にある歴史的建造物としてあえてビルを入れたりと、さまざまな風景を切り取れます。撮影台からのスナップはもちろん、お気に入りの角度を見つけて撮影するのも面白いですよ。

札幌市時計台の謎

  明治時代に建てられた時計台では、現在も当時の雰囲気を守り続けている。時計台のあちこちにある現在では見られないものを「札幌市時計台の謎」として取り上げているので、訪れた時の参考にして。

おすすめポイント
  国の重要文化財である時計台は、明治から昭和のレトロな雰囲気を味わえるのも魅力です。2013年に創建135年を迎えた建物なので歴史も古く、現代では見られないものを謎として取り上げました。私たちは昔のまま残る時計台を守るため、板や柱などが傷んできたら、腐っている部分だけを取り除いて板をつぎ足すという必要最低限の補修をしています。当時生きていた人と同じ空間にいるような感覚をぜひ味わってください。

札幌市時計台館内の見学ポイント

  時計台館内の資料館はコンパクトながら、歴史や時計台から誕生した芸術などさまざまなジャンルの資料がそろう。屋外で記念撮影をする前に、まずは館内を見てまわろう!

おすすめポイント
  時計台観光に訪れた方には、塔時計のことはもちろん、北海道開拓の歴史もぜひ知っていただきたいものですね。1階の展示室は解説の文字も大きめで見やすく、シンプルにまとめているので見学しやすいですよ。時間があまりない人は、ガイドだけでも十分濃い話が聞けるのでおすすめ。ライトアップされる夜もキレイなので、写真を撮りに訪れてみてください。

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札幌市時計台への交通アクセス

  札幌中心部にあり、多くの人が利用する大通駅、札幌駅から徒歩圏内。道に迷ったら、大通公園1丁目にそびえる「さっぽろテレビ塔」が近いので、それを目印に歩こう。

DATA

  札幌市中央区北1条西2丁目
TEL.011-231-0838
開館時間/8時45分~17時10分(入館~17時)
休館日/第4月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
観覧料/大人200円、中学生以下無料(中学生は生徒手帳を要提示)

アクセス情報

  【地下鉄で】
地下鉄南北線、東西線、東豊線「大通駅」から徒歩5分

【JRで】
JR「札幌駅」南口から徒歩10分

達人が答える札幌市時計台のQ&A

Q 建設当初、時計台は別の場所にあったという話は本当ですか?
A 本当です。同じ北1条西2丁目の区画内ですが、時計台裏の仲通りの斜向かい「札幌すみれホテル」の辺りの歩道に石碑が建てられているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
Q 時計台の鐘は夜も鳴るのですか?
A 時計を止めることができないので、毎正時に鳴っています。周りはオフィス街のビルばかりで、近くのホテルで聞こえることがあっても、夜中の1時には1回、早朝でも5回しか鳴らないので気にならないようです。
Q 館内にお土産を扱うショップがありますか?
A 1階大展示場前にお土産ショップがありますよ。時計台にゆかりのある商品もそろっていて、時計台をモチーフにしたご当地キャラクターのグッズも販売し、愛らしい表情の「とっけ」と、さっぽろテレビ塔のゆるキャラ・テレビ父さんの友達「時計大臣」のグッズが人気です。
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