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  1. 人吉・球磨グルメ 自然が育む食文化

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

人吉・球磨グルメ 自然が育む食文化

  日本三大急流の球磨川が流れ、九州の小京都とも呼ばれる人吉・球磨。盆地という独特の土地条件が生んだ食文化は実にユニークだ。

人吉グルメの一つ、鰻の蒲焼き(上村うなぎ屋)

  鰻や鮎といった川魚に、清らかな水から生まれる球磨焼酎、全国の料理人が買い求める良質の栗……。

清流と寒暖の差が激しい気候条件の中で人々が育んできた人吉・球磨地方の食文化は、他のどの地域とも異なる独特の魅力を放っている。“九州の小京都”といわれる風雅な町へ出て、うまい料理と酒を楽しもう。


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万江亮宏さん
(まんえ あきひろ)
万江 亮宏さん

人吉グルメの達人
  カメラマン。生まれも育ちも熊本県人吉市。熊本市内の大学へ進学後、スタジオカメラマンを経て、「合同会社 フォトスタジオM2」を立ち上げる。人吉市内には、同級生が営む飲食店や旅館が多数。

人吉グルメの原点は“山と川の恵み”

昔懐かしい駅弁売りの菖蒲さん。その道45年の大ベテラン!

  わが故郷、人吉の美味を紹介しようと考えると、実はハタと困り果ててしまった。というのも、筆者が人吉で過ごした時間はたったの18年。故郷を離れてからの年月の方が、圧倒的に長いのである。

おまけに、弱冠18歳の若者が腹に収めていた食べ物といえば、雑誌に載っているような、いわゆる“ご当地グルメ”とはほど遠い。どれも本物のローカルフードばかりだったからである。

というわけで、人吉の名物である鰻や鮎を使った高級料理や、最近人気の餃子やチャンポンといった人吉B級グルメは、どちらも大人になってから食べるようになった。特に、仕事の撮影で人吉を訪れる機会が増えてからだ。だから、人吉でも知名度の高い「上村うなぎ屋」ですら、家の近所ではあったものの、子どものころはちゃんと味わった記憶はほとんどない。たれの匂いを嗅ぐばかりの学生生活は覚えているが……。

清流が生んだ焼酎に川魚。人吉グルメは水の恵み

人吉を代表する名物グルメの一つ・鮎

  さて、そんな筆者であるが、僭越ながら人吉の美味いものを紹介したい。人吉グルメのその多くは、球磨川の清冽な水が関係している。例えば、球磨川の上流で採れる川魚は、人吉を代表する名物グルメの一つ。中でも、良質の藻を食べて丸々と太った鮎は、塩焼きや甘露煮など、シンプルな調理法で食べるとうまい。

そして、人吉の鮎料理とよく合うのが米を原料とした球磨焼酎だ。この酒は、アイルランド共和国などで造られるアイリッシュ・ウイスキーやフランスのボルドーワインと並び、世界でも数少ない“地名を冠することを許されている。

人吉・球磨地方の蔵元は、全部で28カ所。それぞれ原料の米をはじめ、水や麹、酵母、仕込みの温度・時間などを独自で組み合わせ、さまざまな味わいを生み出している。ぜひ、より多くの蔵元の焼酎を味わって、その違いを楽しんでほしい。

全国的に有名な「繊月酒造」や、老舗の「渕田酒造」など、蔵見学や試飲を楽しめる焼酎蔵も多く、“のんべえ”を自認する観光客なら、ぜひともはしごすることをおすすめしたい。球磨焼酎の杯を傾けながら、滋養たっぷりの鮎料理を味わう瞬間は格別だ。

ぎょうざからチャンポンまでB級グルメも見逃せない

オリジナリティあふれる人吉餃子に舌鼓

  ここ10年ほどであろうか、人吉市内では、餃子やチャンポン、ラーメンといったB級グルメが人気を集めている。そんな噂を聞きつけてすぐに、私も飛んでいって食べてみたが、確かに人吉のB級グルメは美味いと思った記憶がある。

平成25年(2013)夏、惜しまれながら閉店したぎょうざの名店「思いつきの店」や、モチッとした皮の食感がクセになる「茶びん」、パリッと焼き上げられた皮が絶品の「松龍軒」など、今やぎょうざは人吉グルメの顔になっている。

また、テレビ番組や雑誌の取材も多く訪れる評判の豚骨ラーメンを味わえるのが「好来ラーメン」。山盛りのもやしがのった黒いスープは、見た目に反して、かなりあっさりとした味わいである。スープの黒さは、独自のマー油(ニンニク油)の色。この味を求めて、はるばる全国各地からラーメンファンが訪れている。ほかにも市内には、こってりの豚骨スープが人気のラーメン店が点在している。

ぎょうざにラーメン。なにゆえ人吉で大衆中華が人気を集めているのかと疑問に思わないでもないが、こうして故郷に新名所が誕生したことは喜ばしいことだ。球磨焼酎と同様に、店ごとの個性があるので、こちらもぜひ食べ歩きしてほしい。

《厳選ホテル》

人吉ならではの絶品グルメが大集合

人吉グルメの鉄板3選

  人吉名物といえば、まずはコレを食べなきゃ。老舗から有名店まで、定番の名物料理を紹介する。

  • 創業100年を超える老舗「上村うなぎ屋」
  • 「丸一そば屋」の田舎風の手打ちそばには、県外ファンも多い
  • 球磨川名物の鮎の塩焼き
おすすめポイント
  昼時には長い行列ができる老舗の鰻店、球磨川の水が味の決め手になっている蕎麦、人吉市内の旅館では、おもてなし料理として必ず登場する鮎。これぞ人吉! という名物料理ばかりをピックアップしてみた。何を食べるか迷ったら、まずは定番から攻めてみよう。

テイクアウト&B級グルメ3選

  近ごろ人吉で人気を集めるテイクアウトメニューやB級グルメを紹介。人吉温泉を楽しんだ後は、お手軽グルメを楽しもう。

  • ゴロッと大粒の栗が入った名物駅弁の「栗めし」
  • こくのある真っ黒な「好来ラーメン」のスープ
  • じゅわっと肉汁があふれ出す「松龍軒」の焼餃子
おすすめポイント
  JR人吉駅には、球磨人吉の郷土の味がギッシリ詰まった人気駅弁がズラリ。食べ比べも楽しめる餃子やラーメンも見逃せない。

地元出身だから知るおすすめ人吉グルメ3選

  人吉市内で生まれ育った達人が、子どもの頃から慣れ親しんでいる地元の人間ならではのディープなグルメを紹介したい。

  • 小ぶりの豚まんはほんのり甘口
  • なめらかで濃厚な「ラッキーブランチ」のチーズケーキ
  • 無添加にこだわった素朴な味わい秋山製菓舗の温泉饅頭
おすすめポイント
  ちょっぴり照れくさいが、筆者の青春の味も紹介させていただきたい。

小ぶりなサイズで気軽に食べられる精肉屋の豚まんをはじめ、デートの定番コースだったケーキ屋の看板チーズケーキ、そして何を隠そう筆者の同級生と両親が営む製菓店の温泉饅頭など、いずれも素朴な味だが、絶対に食べて損はないおいしさ。ディープな人吉を感じられる隠れた名店を紹介しよう。

人吉・球磨のグルメとお得な観光情報で、もっと旅を楽しむ!

編集部の視点
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人吉周辺への交通アクセス

車(レンタカー)で

  熊本空港から九州自動車道経由人吉IC下車90キロ、70分
熊本市内から九州自動車道経由人吉IC下車80キロ、70分
鹿児島空港から九州自動車道経由人吉IC下車65キロ、50分

電車で

  肥薩線JR人吉駅にて下車

達人が答える人吉市のQ&A

Q 人吉市内で便利な観光の足といえば?
A 市内観光に便利なのは、人吉周遊バス『じゅぐりっと号』。500円(子ども250円)の乗車券を買えば1日乗り放題となる。詳しくはウェブサイトを参照。また、JR人吉駅前や青井阿蘇神社から出発する無料の人力車体験もある。コースや詳細はこちらをチェック。
Q 人吉ならではの珍しい料理は?
A 野趣あふれる山の幸を堪能したいという人には、猪肉を使った「猪鍋」がおすすめ。冬場になると食べさせてくれる店が増えるので、ぜひ事前にチェックして訪れてほしい。思いのほかクセがなくアッサリとしているのが特徴。
Q おすすめの人吉温泉は?
A 日帰りの場合は、市内に点在する公衆温泉や旅館などの立ち寄り湯を利用しよう。
Q 女性でも飲みやすい球磨焼酎は?
A こればかりは好みによりところが大きい。例えば、減圧蒸留製法のものは爽やかでフルーティー。また、球磨焼酎と地元産の梅を使った梅酒リキュールも種類が豊富。各蔵元では無料の試飲を行っているところもあるので、飲み比べをしてお気に入りの1本を見つけてほしい。
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