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栄町市場で
ディープな飲み歩きを
栄町市場は、ゆいレール安里駅から徒歩2分。国際通り、市内のホテルからアクセスがよく、昼は市場、夜は飲屋街に変身する庶民の市場です。
更新:2017年10月5日
地元民とカリー!
栄町市場で飲み歩き
夜におすすめ!
ディープなお店を紹介
市場ならではの手頃な飲み代がうれしい夜の栄町市場。ぜひ訪れてほしいディープなお店を紹介します。
全色本店(フルカラー)
栄町の市場近くにある大衆酒場。看板料理は一本一本丁寧に焼き上げる串焼きと長時間炊いた特製煮込み。串物は食材に合わせて藁焼きで香ばしく仕上げます。1階のカウンター席は一人でも、広々とした2階席は大人数にピッタリです。
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貝料理専門酒場「ひいき屋」
興味を惹かれる赤提灯が目印の大衆居酒屋。通路に面したカウンター席では、地元の人との交流も楽しめます。たくさんの種類の貝を中心とした魚介類のメニューが豊富です。
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栄町ボトルネック
昭和レトロな雰囲気を持つ人気店。オーナーの知念保さんがブルースシンガーということもあり、ギターなどの楽器もディスプレイされています。沖縄そばのおいしい店として評判なので、締めの一杯にいかが。
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おでん東大
栄町市場で大人気のお店で、その人気ぶりにお店に入れないこともしばしば。皆のお目当ては丁寧に下ごしらえされたてびちを飴色に焼き上げた、コラーゲンたっぷりの「焼きてびち」。カリカリとした香ばしい表面と、カツオ風味が香る、とろけるようなお肉が絶妙です。
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べんり屋 玉玲瓏(いうりんろん)
市場の中通りにあり、開店して1時間もしないうちに満席になることも多い人気店。餃子が最も有名で、10個入りで500円。「うまくて安い」と大評判。水餃子や海老餃子、小龍包も人気メニューです。
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栄町市場
昼間はここを巡ろう
昼に栄町市場を訪れたい人はぜひここへ。おすすめ店を紹介します。
はいさい食品店
栄町市場内で最も大きな雑貨店。日用品や生活雑貨のほか、生鮮食料品なども扱っています。アットホームな雰囲気が人気で、一日中にぎわっています。
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おかずの店ときちゃん
総菜や天ぷら、お弁当を格安で提供しています。かたはらんぶーという沖縄独特の天ぷら菓子も。夕方にはほとんど売り終わるので、少し早めに行くのがおすすめです。
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COFFEE potohoto(ぽとほと)
市場の中通りにあるコーヒー専門店ぽとほとでは、焙煎にこだわっているおいしいコーヒーが、一杯ホット200円、アイス250円とお手頃な価格で提供されています。国内外からの観光客も増え続けており、同店を訪れるためだけに栄町市場へ足を運ぶ方も多い人気店です。
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栄町市場の近くで宿泊
おすすめホテル情報
沖縄ホテル
栄町市場から近いホテル。亜熱帯の植物が生い茂る緑豊かな敷地内、それを眺めながらいただく沖縄食材を使用した朝食やBBQプランなど、沖縄旅がもっと楽しくなる魅力が満載です。
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ローカル案内役
井上 滉(たびらい編集部)
浦添市出身。沖縄の海が大好きで、週末はシュノーケルを楽しむ。月に一度は県内ホテルに泊まるホテル通。
詳しく知る
基本情報
栄町市場の夜の飲み屋のひとつ「栄町市場ボトルネック」
栄町市場とは?
栄町市場(さかえまちいちば)は、ゆいレール安里駅から徒歩2分。空港や国際通り、市内のホテルからアクセスがよく、昼は市場、夜は飲屋街に変身する庶民の市場です。昔ながらのマチグヮー(沖縄方言で市場界隈のこと)の雰囲気の色濃く残る場所で、店の人たちは親しみやすく、野菜や総菜などを手頃な値段で買うことができます。ほかの市場にはないどこか懐かしい雰囲気があり、リピーターが増えていくのがよくわかります。
那覇市内の市場のうち、栄町市場だけが持つ特徴として、昼間は市場、夜は飲屋街と2つの顔を持つことが挙げられます。夜の飲み屋も市場周辺の店も、昼の栄町市場から食材を仕入れており、市場とそのエリア一帯で経済が循環しています。手頃な価格でお酒や食事を楽しめるとあり、夜の市場にも客足が絶えません。少し入りにくそうに感じるかもしれませんが、沖縄の暮らしが息づいているところなので、ぜひ足を運んでその魅力を感じてみて。
「ただいま」と声をかけたくなるような温かい雰囲気
栄町市場の歴史
栄町市場が生まれたのは昭和24年(1949)。戦前、この場所には、ひめゆり学徒隊の母校である沖縄県師範学校女子部と沖縄県立第一高等女子学校がありました。ひめゆり学徒隊とは、沖縄戦において看護班として戦線に送り出された女生徒たちのことで、多くの戦死者を出した悲劇が知られています。この地にあった校舎は空爆で破壊され、戦後、その跡地に再び地域が栄えますようにとの想いを込めて、栄町市場が生まれました。今は、市場のちょうど中央に「公益財団法人沖縄県女師・一高女 ひめゆり平和祈念財団」の同窓会館があります。
栄町市場は小さなエリアだからこそ、買い物客と市場の人々との関係が近いのが特徴。近年の栄町市場を盛り上げた功労者的存在である宮里 千里(みやざと せんり)氏は、かつて著書にこんなコラムを書いています。「お互いが近い関係。それこそが市場の命ではないだろうか。いまだに、一斤、二斤(一斤は600グラム)という単位が生きている地域でもある。仮に一斤の豚肉を買うとする。肉それぞれに値が貼られているわけではない。店主は客に用途を訊ねる。それによって脂身の多いものをすすめたりもする。そこに会話が発生する。目分量で肉の塊に包丁を入れる。そこはベテラン、まず狂いなく切り取られる。でも少しオーバーしていればしめたものだ。それがそのままシーブン(おまけ)、つまりサービスとなる。値段が920円だったとしよう。客は千円札で支払う。そしてお釣りは100円であったりする奇妙な取引がなされる。実はこのやりとり、何も摩訶不思議な商いではない。近しいからこそ行われるものである」(『沖縄あーあー・んーんー辞典』より)
近年は夜もにぎわうようになってきた栄町市場ですが、そのきっかけを作ったのが、15年前にブルースマンだった知念保が開いた飲み屋「栄町市場ボトルネック」です。その後、同じくミュージシャンでマルチーズロックというバンドのリーダーのモリトが、飲み屋「生活の柄」を市場にオープン。気付けば、栄町の良さに気づいたファンが増え、今のような活気を見せるようになってきたそう。その魅力は、何しろ飲み代が手頃だということ。数千円もあれば、3、4軒ははしごできます。雑多な市場の雰囲気もまた趣があり、沖縄にいながらにして、東南アジアのどこかの国に旅をしているような感覚になるのも魅力です。
大人気!おばあラッパーズのステージ
市場のアイドル
栄町市場内には、ブルースマン、ロッカー、シンガー、民謡の歌い手など、ミュージシャンが多く集まっていたことから、栄町市場の魅力を音楽で伝えようというコンセプトで、CD「めいどいん栄町市場」が平成16年(2004)に発表されました。このとき、市場の飲み屋や八百屋のお姉さんたちで結成した3人組のユニット「おばあラッパーズ」がブレイク。全国のマスコミにも大きく取り上げられるようになり、県外にも栄町市場のファンが増えるきっかけとなりました。
おばあラッパーズは、いつも市場で歌っているわけではありませんが、メンバーのうちの2人は市場で働いています。また、6月から10月までの毎月最終土曜日に行われている「栄町市場屋台祭り」で、おばあラッパーズをはじめ、市場にゆかりのあるミュージシャンたちのステージを見ることができます。屋台祭りは夕方17時頃にスタートし、入場は無料です。
栄町市場への交通アクセス・施設情報
施設情報
栄町市場はゆいレール安里駅から徒歩約2分。公共交通機関のアクセスも良い立地です。
【住所】沖縄県那覇市安里381
【電話番号(問い合わせ)】098-886-3979(栄町市場商店街振興組合)
【営業時間】各店舗による
【定休日】日曜日、祝日
【利用料金】なし
【駐車場】あり(ただし5台。満車の場合は近隣の民間駐車場を利用)
車で(レンタカーで)
那覇空港から車で約25分。
路線バスで
那覇空港バス停より、25番、120番。
那覇バスターミナルより、20番、101番、120番。
モノレール(沖縄都市モノレール)で
安里駅から徒歩約2分。
栄町市場のQ&A
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市場内に公衆トイレはありますか?
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市場のほぼ中央に公衆トイレがあります。
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栄町市場の昼と夜の営業時間帯は?
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店舗にもよるが、朝9時~10時頃に開店する店は、19時頃に店を閉めます。飲み屋は夕方18時頃に店を開け、夜23時前後まで営業しています。
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「栄町市場屋台祭り」はいつ開催?
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6月~11月の各月最終土曜日の夕方17時頃から夜21時過ぎまで開催されています。
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おばあラッパーズにはいつでも会えるの?
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市場で働いているメンバーもいるのでぜひ栄町市場へ。ステージを見たい場合は「栄町市場屋台祭り」に足を運んでみて。
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近くに宿はある?
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那覇は沖縄観光の玄関口。栄町周辺にも格安ホテルやおしゃれなシティホテルが多い。
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