沖縄のお土産50選! 最新から定番までおすすめを紹介
2018年最新版!沖縄にはお土産にしたい商品を豊富にそろえました。沖縄のお土産に詳しい現地の編集部が、売れ筋の商品から最新のお土産、定番からちょっと変わった商品までを詳しく解説。お菓子、コスメなどジャンル別におすすめの商品を紹介しています。
![お土産店のメッカ、牧志公設市場付近。果物や野菜も豊富にそろう お土産店のメッカ、牧志公設市場付近。果物や野菜も豊富にそろう]()
手軽に買えるお菓子から、伝統の技が光る工芸品まで、市場や商店にあふれている沖縄の個性的な商品。ちんすこうやタンナファクルーなど昔からあるお馴染みのお菓子のほか、亜熱帯の島だからこそ栽培できる野菜、果物、ハーブを活用したお菓子、加工食品、コスメなど新しい商品が毎年次々に開発されている。
売れ筋の商品から、沖縄らしさを身にまとったこだわりアイテムまで、数あるお土産の中からこれぞというおすすめを、わしたショップの若きホープ新城忍さんに教えてもらった。
ライター/福田展也 更新日/平成27年(2015年)9月
《この記事を読む人におすすめの情報》
特産品を活用した「おいしい沖縄」。お菓子の売れ筋ランキング
![紅芋タルトのコーナーには常に選んでいる人がいる 紅芋タルトのコーナーには常に選んでいる人がいる]()
旅のお土産としてほとんどの人に喜ばれるのが、ご当地のお菓子ではないだろうか。沖縄を代表するお菓子としてはちんすこうが知られているが、実際はどんなお菓子が人気なのだろうか。
「テレビ番組“お願いランキングGOLD”の第1回全国お土産総選挙で沖縄代表に選ばれた、これが売れ筋ナンバーワンです」と新城さんが差し出したのは、御菓子御殿の「紅芋タルト」(648円/6個)。沖縄を代表する特産品紅芋を使ったお菓子が多いなか、濃厚な味わい、鮮やかな色、手頃な価格の三拍子でダントツのリピート率。
ランキング第2位はロイズ石垣島の「ポテトチップスチョコレート」(756円)。石垣の塩を使ったクオリティの高さが人気の秘訣なのだそう。第3位に並ぶのがなんとふたつのちんすこう。宮古島のパウダー状の塩を使った「雪塩ちんすこう(1080円/24袋)と、老舗新垣菓子店の「ちんすこう」(1080円/36個)だ。そして、第4位はわしたショップオリジナルの「さっくり黒糖蜜がけ」(565円/14個)。第5位にはぬちまーすの「沖縄塩サイダー」(216円/200ミリリットル)が続く。
最近の人気商品に共通しているのが、沖縄の地域素材で特徴を出しているところ。読谷村の紅芋チップスなどのようにローカル色を前面に押し出した商品も好評だ。また、複数のメーカーの共通ブランド「今風(namakaji)」シリーズのように、ワンランク上の素材を使ったハイクオリティラインも人気を集めている。
沖縄の味を旅のあとでも楽しめる。加工食品の人気ランキング
![沖縄ならではの味が凝縮された品々 沖縄ならではの味が凝縮された品々]()
甘いものはもちろんだけど、食堂やレストランで食べたあの味も忘れられないもの。「沖縄のあの味をスーツケースに詰めて持って帰りたい」という、そんな人におすすめしたいのが加工食品の人気ランキング。
第1位は「トータル天然だし」(540円)。「無添加なので妊婦さんや子どもたちにもおすすめです」という新城さん。塩さえほとんど使っていないというこだわりが人気の理由。いわし、カツオ、昆布のほか、さとうきびの食物繊維や無臭にんにくが配合された奥行きのある高カルシウムの天然だし。このだしをお湯で割るだけで美味しいスープになるので、 お弁当のお供としても重宝しそう。続く第2位は「勝山シークヮーサー」(648円/150ミリリットル)。100パーセントの果汁だが香りや酸味が強いので、9~12倍に薄め、ハチミツやガムシロップを加えての飲むのがおすすめ。第3位は、健康な平飼い鶏の卵からつくられた「みやぎ農園のマヨネーズ」(540円/210グラム)。沖縄の太陽と潮風ですくすく育ったハーブと沖縄生まれの微生物とで、元気に育てられた鶏の卵は健康そのもの。そのこだわりの卵を使ったマヨネーズ、おいしくないわけがない。第4位にエントリーしたのは、石垣島では知らない人はいないほど有名な辺銀食堂の食べるラー油「石垣島ラー油」(846円/100グラム)。沖縄独自の香辛料で「島コショウ」とも呼ばれるピパーチに島唐辛子やうこんなど、沖縄ならではの素材を使って一つ一つ手作りされている。第5位はわしたショップオリジナルの「わしたポーク」(426円/180グラム)。発色剤や保存料、化学調味料を使っていないヘルシーさが受けている。
そのほか、ホットケーキミックスならぬ「サーターアンダギーミックス」や乾燥パパイヤ、サンゴで焙煎した35COFFEE(サンゴコーヒー)も人気だ。
沖縄らしい温かみのある匠の技。工芸品の人気ランキング
![古民家でおなじみの赤瓦の特性を生かしたコースター 古民家でおなじみの赤瓦の特性を生かしたコースター]()
最近では若い世代にも人気が高く、 昔ながらの手仕事で生み出される工芸品。琉球王朝以前から作られてきたやちむん(陶器)や、戦後の物不足時代に空き瓶をリサイクルして作られるようになった宙吹きの琉球ガラスのほか、最近では、古民家の屋根に使われている赤瓦を活用した商品も誕生している。
わしたショップでの人気ナンバーワンは「赤瓦コースター」(864円)。赤瓦の専門メーカー新垣瓦工場の若社長が考案したヒット商品だ。沖縄の突然降り出す激しい雨を吸収し、そのあと晴れると吸収した水分を蒸発さて家屋を快適に保ってきた赤瓦。その特性を存分にコースターに活用している。人気ナンバーツーは、匠工房の琉球ガラス。読谷村生まれの松田英吉さんが作るガラスの世界は沖縄の海と空を写し取ったかのよう。イラブチャー(魚の名前)やさざ波などのシリーズ名も沖縄らしい。第2位は壺屋焼の小橋川卓史さんの赤絵のやちむん。首里城の朱色を思わせる深い色が印象的。その色を出すために小橋川さんは数年間も試行錯誤したという。沖縄サミットの際には海外の首脳人をもてなす器として選ばれた秀作だ。続く第4位はかわいらしい姿が人気の「うちなーむんキーホルダー」(432~1080円)。沖縄の食堂やドライブインで時々目にする食品サンプル。その専門メーカーが作っているというだけあって、ゆるーいリアルさが味わい深い。第5位は沖縄産の漆喰に赤瓦の一大産地、与那原産の赤瓦がセットされた「漆喰シーサーてづくりキット」(1296円)。沖縄観光の体験プログラムでも大人気の漆喰シーサーづくり。時間がなくてできなかった人にもおすすめだ。
沖縄の自然の力で素肌を美しく!コスメの人気ランキング
![種類豊富なコスメには、沖縄らしい素材が多く使われている 種類豊富なコスメには、沖縄らしい素材が多く使われている]()
癒しの島、沖縄で女性たちに人気なのがエステやマッサージ。ゆったり流れる島の時間に身をゆだねて取り戻したせっかくの美しさを旅行のあとでも味わいたいし、友だちや大切な家族にもおすそわけしたい。そういう人にぴったりなのが沖縄コスメ。
一番人気はなんと、超個性的な「なまこ石けん」(白:3780円、黒:4320円)。なまこに含まれる豊富なコラーゲンとなまこ特有の再生能力が最近注目を集めて、知る人ぞ知る美容アイテムとなっている。日本で最初に商品化したのが沖縄の海生堂というメーカーだという。使用感の良さも手伝って、最近では海外でも人気が急上昇中だそうだ。2番人気は、チュフュディの「オキナワパウダークレイ」(972円/200グラム)。沖縄本島南部や宮古島などに分布する“クチャ”と呼ばれる粘土が美顔にいいと注目されてから久しいが、「ワントーン明るくなる」、「使った後のツッパリ感がない」とわしたショップの女性スタッフにも好評だと新城さんもおすすめ。続く3番人気の商品は、ミネラル分が豊富なことで知られる沖縄の名塩「ぬちまーす」と琉球王朝時代から女性の髪に潤いを与えてきたハイビスカスなどの天然成分を配合したシャンプー、「ぬちからじ」(3240円/300ミリリットル)。4番手は、海水塩をベースに沖縄の島々をイメージさせる香りと色を加えたバスソルト「お風呂de島めぐり」(324円)。天然のアロマオイルを独自にブレンドした香りが沖縄気分を高めてくれる。5番手は手づくりせっけんのさきがけ的存在のラクッチーナのせっけん(1296円)だ。琉球藍や青パパイヤなど、せっけんの中に封じ込められた沖縄の恵みをバスタイムのたびに味わえる。ラクッチーナのほかにも10ブランド以上が集められた手づくりせっけんは、価格的にも手ごろとあって、わしたショップの売れ筋アイテムになっている。
那覇空港でしか買えない!限定のお土産ランキング
![販売スタッフの間でも大好評の「防人カレー」 販売スタッフの間でも大好評の「防人カレー」]()
ついつい目がいってしまう「限定」の二文字。自分のためだけに用意されたものではないとわかっていても、それを目にした途端、知らずに手が伸びてしまうもの。今回は沖縄空港限定商品の中から特におすすめのものをチョイスしてみよう。
最初に紹介したいのはランキング1位の「ちゅら海の防人カレー」(500円)。海上自衛隊のオリジナルレシピをもとにした沖縄そば風味のユニークなカレーで、カツオだしや黒糖、沖縄ではおなじみの塩「シママース」、マンゴーペーストを使用して、具材として骨つきソーキ肉が入っている。続くランキング2位は「紅芋レアケーキ シュリ」。2000年に沖縄で開催されたサミットを記念して開発された、沖縄特産の紅芋を贅沢に使用したクリーミーなケーキ。ランキング3位はロングタイプの「ゼブラパン」(648円)。粒入りピーナッツクリームと黒糖シートがパンの間にサンドされた、ご当地菓子パンのなかでもファンが多いゼブラパン。おいしさはそのまま、約35センチものビッグサイズは那覇空港でしか手に入れられない。