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  1. 「琉球漆器」日常で使いたい伝統工芸品

達人指南

現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

「琉球漆器」日常で使いたい伝統工芸品

  沖縄の土産品店に立ち寄ると、艶のある黒地や、明るい朱色にハイビスカスやゆうなの花模様、光沢のある貝を使って装飾する螺鈿細工(らでんさいく)を施した皿や椀を見かける。それが琉球漆器。昔も今も人気の工芸品だ。

独特の色合いやデザインが印象的な琉球漆器

  琉球漆器の歴史は長い。14世紀~15世紀にかけて琉球王朝と中国との貿易が盛んだった頃、中国から高度な漆工技法が伝えられたのが始まりとされている。江戸時代には幕府に献上され、米軍統治下時代は軍人たちが祖国へ持ち帰る土産としても人気があった。
 一般には主におめでたい行事の際の重箱や汁椀として使われてきたが、最近では日常でも使えるような上品で落ち着いた雰囲気の作品も増えており、土産物に買い求める観光客も多い。色あせない琉球漆器の魅力を達人に聞く。

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玉榮 雅代 さん
(たまえ まさよ)
玉榮 雅代 さん

琉球漆器の達人
  東京都出身。漆専門ギャラリー「琉球うるしや」を開業。沖縄県内在住の漆作家の作品を中心に、日用品、食器、アクセサリーなどの漆芸品を数多く展示販売している。自身も作品を作りつつ、ギャラリーでは様々な企画展を開き、琉球漆器独特の装飾技法である堆錦(ついきん)体験ほか、定期的に漆関連の教室も開催している。
※達人のお店「琉球うるしや」は、平成26年(2014)6月15日に閉店

琉球漆器を心から愛する達人が、その魅力を指南

漆をあしらったアクセサリーもいろいろ

  玉榮さんが琉球漆器に出会ったのは平成22年(2010)、浦添市美術館の体験教室に通ったのがきっかけだった。「私でも漆(うるし)の作品が作れるんだ」と感動し、今では琉球漆器の展示・販売を行うギャラリーのほか、漆器づくりを学べるうるし教室と茶房の3つを兼ねた店を経営している。「琉球漆器は売れないのが当たり前の世界。こんなに良いものなのに不思議。もっと日常生活に取り入れてほしい」と話す。
 かしこまった行事に使うイメージだった琉球漆器だが、玉榮さんの店にはカレー皿や小物入れ、ネックレスにピアス、子ども用の食器など実にいろいろな漆芸品が並んでいる。もちろん、重箱や飯椀、汁椀、飾り皿など定番の商品もある。
 「こういう形の皿だからって使う目的を決めなくていい」と玉榮さん。「小皿と汁椀を組み合わせて出したり、ぐい飲みに綿や布を敷いてアクセサリー入れにしたり、漆の食器だから和食しか似合わないなんてことはない」
 アクセサリーなどもある。大粒のきれいに削られた丸玉のペンダントトップはいかにも重そうに見えるが、手に取るととても軽い。色は黒や朱色以外に、顔料を混ぜて作る青などもあり、男性にも人気があるようだ。
 作家の独創性あふれる作品に、食器をはじめとする伝統的な品々。琉球漆器とひと口に言っても、デザインや種類は予想以上に多い。

琉球漆器と一口に言ってもデザインや種類は幅広い

「琉球うるしや」の店内。食器や箸・スプーンなど小物までずらり

  たくさんの種類があることはわかったが、琉球漆器って一体なんだろう? 輪島漆や木曽漆器とどこか違うのだろうか? 聞くと、明快な答えが返ってきた。
 「とても大きなくくりですが、沖縄で作られている漆器が琉球漆器。沖縄以外の出身の方が沖縄で漆器を作っても、それは琉球漆器なのです」
 琉球漆器といえば明るい朱色や堆錦という独特の技法が特徴だが、デザインや塗りに規定があるわけではないらしい。沖縄は年間を通して平均気温と湿度が高いが、これは漆器を作るのにとても適した気候なのだそう。さらに、沖縄の強い日差しが琉球漆器の鮮やかな朱色を育んでいるという。これはもう自然の恩恵だ。その土地で生まれるものは、自然にその風土に合ったものができるというわけ。
 「中国から伝わって今に続く伝統的な技工や沖縄ならではのデザイン、色彩も琉球漆器の魅力。観光客の方は良く朱色の漆器を買っていかれますが、自宅で使うと何だか浮いていると話す方もいますよ(笑)。でも、そのミスマッチも含めて、自分なりの使い方を見つけて楽しんでほしいと思います」

琉球漆器のいろいろな楽しみ方を教えて

茶房スペースで漆器にたっぷり入ったアイスコーヒーはいかが?

  自分の茶房で飯椀にホットコーヒー、汁椀に氷たっぷりのアイスコーヒーを淹れて出す玉榮さん。客の反応も上々だそう。
 「皆さん驚かれますね。こんな使い方していいの?って。でも、漆器だと陶器やプラスチックと違って、熱い汁ものを入れても手で持てますし、冷たいものでも汗をかいて下がびっしょり濡れることもありません」。
 日常使いに向いている漆器の良さを実体験してもらっている。飲み口まで熱くならないので、猫舌の人がホットコーヒーを冷ますことなく飲んだこともあるそうだ。漆器は軽い上に落としても割れにくいとあって年配の人にも好評。また、地震などで高いところから落下した際、人にぶつかっても怪我をしにくいという理由で買い替える人も増えたとか。「漆は抗菌作用があるから、子どもたちにもぜひ使ってほしいですね。漆器は口当たりがまろやかで、金属製のスプーンより漆器のスプーンを好まれる方もいます」。
 大きめの汁椀におかずを少な目に盛り付けたり、コンビニで買った弁当を大皿に盛りつけるなど、既成概念にとらわれず、どんどん使ってほしいと玉榮さんはにっこり。「漆器は日常使いしてこそ、いろいろ楽しめますよ」
塗り方、デザイン、色遣い、ちょっとしたことでがらりと表情を変える奥の深い漆の世界。いろいろなものがあるなと思いながら眺めていると、まずはひとつ買ってみたくなる。

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好みの琉球漆器に出会える、おすすめスポット

琉球漆器の品ぞろえ豊富な店

  沖縄らしい華やかな色と柄は特別な土産物にもぴったり。さまざまな琉球漆器に出会える店舗を紹介。

おすすめポイント
  琉球漆器の商品ラインナップは食器だけじゃない。箸置きやスプーンなどの小物から、ネックレスにかんざしといった装飾品まで実にさまざま。迷ったら店員に用途や目的を伝えて、一緒に選んでもらおう。意外に安価なものもあり、一味違う沖縄土産としても喜ばれるだろう。

琉球漆器を学べる、体験できる店

  琉球漆器を学んで、手作り体験ができるスポットを紹介。いろんな漆器を見比べて、自分で実際に作ってみよう。

おすすめポイント
  琉球漆器は長い歴史を持ち、美術品としても評価が高い。デザインや技巧に注目してみると沖縄ならではの歴史や、作品の背景が見えてきて面白い。日本復帰前は洋風、復帰後は和風のデザインが多いのも、復帰前は主に米軍人やその家族が購入していたからだという。沖縄にいた思い出の品として琉球漆器は人気があったようだ。かつての有名漆工房「紅房」の作品は、特にモダンなデザインが目を引く。見て学ぶだけでなく、琉球漆器ならではの独特の技法を一度体験してみてほしい。

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琉球漆器Q&A

Q 琉球漆器って高額ですか?
A 物によります。小さな箸置きやぐい飲みなどは比較的安価で手に入ります。店舗によってはかなりお得なセールをしていることも。
Q 琉球漆器の手入れ方法が知りたい
A 特別な手入れは必要ありません。普通の食器のように中性洗剤で洗って、よく水を切り、乾いた布で拭くだけです。食洗機や食器乾燥機の使用は避けてください。
Q 琉球漆器は修理できますか?
A まずは購入店舗に相談を。今回紹介した中では、「琉球漆器」や「琉球うるしや」では漆器の修理、塗り替えに対応しています。
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