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  1. 有珠山と昭和新山 北のジオパークを満喫!
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現地の達人が旅行の楽しみ方を伝える観光コラムです。人気の観光地から知る人ぞ知る穴場まで、達人だからこそ分かる一歩踏み込んだ“通”な情報を紹介しています。

有珠山と昭和新山 北のジオパークを満喫!

  道央・壮瞥町(そうべつちょう)の有珠山(うすざん)は、ロープウェイから望む四季折々の景色、“外輪山遊歩道トレッキング”で見られる火口、そしてグルメなど、さまざまな楽しみ方ができる。日本で初めて「世界ジオパーク」に選ばれた火山の楽しみ方を詳しく紹介!

昭和新山を眼下に見ながら有珠山山頂へ

  有珠山(うすざん)は、洞爺湖の南に位置する標高733メートルの活火山で、今から2万年ほど前に誕生したと考えられている。19世紀までに5回、20世紀に4回の噴火を記録、近年では昭和52年(1977)、そして平成12年(2000)に噴火した。昭和新山は昭和18年(1943)の有珠山噴火により、何もないところから畑が隆起し、わずか2年あまりで出来た標高398メートルの山だ。

これら壮瞥町(そうべつちょう)の火山は災害をもたらすと同時に、特異な景観や豊富な農産物、そして温泉などの自然の恵みを授けてくれる“恵みの山”でもある。国内外から多くの観光客が訪れ、平成21年(2009)に日本で初めて「世界ジオパーク」にも登録された山「有珠山・昭和新山」の楽しみ方を紹介しよう。

ライター/萩 祐 投稿/平成28年(2016)4月
写真提供/有珠山ロープウェイ

有珠山・昭和新山の達人
(いいだ おさむ)
飯田 理さん

有珠山・昭和新山の達人
  静岡県出身。20歳の時に北海道で一人旅をする。その後海外でのバックパッカー生活を経て、富良野で農作業を手伝うことに。その後自然関係の仕事を求めて平成16年(2004)から洞爺湖ガイドセンターでガイドとして活動を行い、平成24年(2012)から現在の有珠山ロープウェイのスタッフとなる。「火山マイスター」のひとりとして、訪れた人に有珠山・昭和新山の魅力を伝えている。

有珠山を楽しむなら、まずはロープウェイで山頂へ

秋には中腹から麓にかけて山全体が黄色く染まる

  有珠山を楽しむなら、まずはロープウェイで山頂へ向かうのがおすすめだ。昭和新山の麓、昭和新山火山村内にロープウェイの山麓駅がある。2階がロープウェイ乗場となっていて、15分間隔で運行している。106人乗りの大型ゴンドラで揺れは少ないので、乗り物が苦手な人でも大丈夫。乗車後、右手に広がる今も煙がいたるところから立ち上る昭和新山の姿を眺めていると、やがて前方に、巨大な洞爺湖とその背後にそびえる羊蹄山が見えてくる。北海道らしい雄大な景色に見とれていると、6分ほどであっという間に山頂に到着だ。

特に、ロープウェイから見る紅葉の景色は必見、と達人の飯田さん。大雪地方や札幌の定山渓などに比べ有珠山は紅葉のスポットとしては有名ではないが、10月中旬の紅葉の時期はおすすめだ。「イタヤカエデなどを中心として中腹から麓にかけて全体が黄色に包まれ、所々に見られるナナカマドなどの赤も鮮やかです」。もちろん、その他の季節には折々の見る楽しみがある。春にはエゾヤマザクラと新緑のコントラストが美しく、冬には山全体が真っ白な雪に覆われる。「新雪の朝などはハッとするような美しさ」と飯田さんは教えてくれた。

有珠山頂上の散策とおすすめポイント

洞爺湖と昭和新山を見下ろす展望台は絶好の撮影スポット

  ロープウェイ山頂駅を出てすぐ目の前には有珠山山頂の荒々しい山肌が広がり、噴火を繰り返してきた火山の迫力を体感できる。さらに、右手に少し進むと「洞爺湖展望台」が。ここは、洞爺湖昭和新山を見下ろす絶好の撮影スポットだ。「実は現在はここから羊蹄山を見ることができないんですが、昭和52年(1977)の噴火以前は見ることができたんです。それほど大きな変化があったという歴史もぜひ知ってほしい」。

また、春から初夏にかけて朝方は霧が発生しやすいので、タイミングがあえば眼下に広がる雲海を見られる可能性がある、と飯田さん。展望台は眼下に流れる雲海を望むのにぴったりのスポットだ。

帰りのロープウェイを待つ間は山頂駅の中にある「山頂防災シアター」を見てみよう。20世紀の間に4回も噴火しながら、有珠山は噴火災害の犠牲者が少ないことでも知られる。噴火の歴史や防災の取組みについて紹介する映像・パネル展示があり、活火山としての有珠山の姿を学ぶことができる。

少し足を延ばして外輪山遊歩道を散策

ロープウェイ山頂付近とはまた違った景色を楽しめる

  時間に余裕がある人は、少し足を伸ばして外輪山遊歩道を散策してみよう。ロープウェイの山頂駅から7分ほどのところにある「火口原展望台」から「有珠山外輪山展望台」までは往復約2時間程度ほどの道のり。外輪山展望台からは有珠山の噴火口をより近くで見ることができるほか、洞爺湖と太平洋も一望できる。「途中600段の階段があるので、帰りの方が大変ですが、普段からウォーキングなどをしている方であれば問題なく楽しめます」と飯田さん。

外輪山遊歩道は昭和52年(1977)の有珠山噴火以来立ち入り禁止となっていたが、平成に入って立ち入りが解禁された。遊歩道の入口にある案内板の記述によると、昭和52年の噴火以前は今の河口付近は木々が生い茂り、湖があって子どもたちもよく遊んでいたそうだ。また、噴火前後の山の写真も掲載されており、いかに短時間で大きな景色の変化があったのかがよく分かる。チェックしてから歩いてみると、ダイナミックな大地の動きをさらによく体感できるはず。比較的短時間のウォーキングで、整備された道ではあるが、歩きやすい靴と雨具などの用意は忘れないようにしよう。

昭和新山火山村でグルメと買物を満喫

地元産の食材にこだわった「あか牛カレー」

  有珠山ロープウェイの乗り場があるのが「昭和新山火山村」。ここは食事や買いものを楽しめる複合施設となっている。レストラン「噴火亭」は、地場産品にこだわったメニューを多く用意しているおすすめのグルメスポットだ。メニューのひとつ「洞爺あか牛カレー」(1050円)は、洞爺で育った褐毛和牛(あか牛)を使ったカレーで、ルーに牛肉の旨みが溶け込んでおり、辛さもちょうど良い加減。その他にも噴火湾のホタテを使った「帆立カレー」(980円)もおすすめ。また別棟で提供している「火山ラーメン」も観光客に人気が高い。スープには味付けタマゴを素揚げして、溶岩に見立てた「溶岩タマゴ」が浮かび、チャーシューは伊達(だて)産のホエー豚が使われている。

「噴火亭では牛肉をはじめ、野菜や果物なども地元洞爺湖周辺の素材にこだわったメニューを提供しています。洞爺湖周辺では、水はけの良い火山灰の土壌が美味しい農産物を生み出しているんです。これも火山の恵み」と飯田さん。ロープウェイで目で有珠山・昭和新山の壮大な景色を楽しんだ後は、舌でも火山の恵みを味わおう。

「火山マイスター」から、ジオパークを学ぼう!

子どもたちに噴火の記憶や火山が作り出した地域の魅力を伝える

  洞爺湖有珠山地域は、平成21年(2009)に日本で初めて世界ジオパークに認定された。ジオパークとは、学術的・景観的に貴重な地質遺産を人類共通の遺産として保全するもの。多くの特徴的な地質・自然に加え、度重なる噴火の試練を乗り越えた住民活動があること、さらにアイヌ文化や縄文文化などが残っていることが評価されている。地元では「火山マイスター」と呼ばれる人たちが子どもたちや訪れた人たちに噴火の歴史や防災の知識をはじめ、火山が作り出した地域の魅力を伝える取組みを行っている。

「次に噴火が起こった時に活躍できる人をひとりでも多く育成するのが私たちの役割」と飯田さん。有珠山ロープウェイでは、実際に火山マイスターのガイドと一緒にロープウェイで山頂に行き、展望台や火山村にあるジオパーク情報館などでの解説を聞くことができる案内ガイド付き学習コースも用意している(15名以上、要事前予約)。

その他にも洞爺湖周辺では、17のガイド団体が、湖・山・まちなどそれぞれのフィールドでガイド付き散策、カヌー・乗馬体験、クラフト体験を。また冬季にはスノーシュートレッキングなどさまざまなメニューを提供している。「洞爺湖周辺の景観・温泉・野菜や果物などの食もすべて火山が作ったといっても過言ではありません。地球の大きな動きがこの地域の多くの恵みにつながっている。このことをぜひ観光で訪れた皆さんにも体感してほしいと思います」。

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有珠山・昭和新山を深く楽しもう!おすすめ観光情報

火山としての有珠山を学べる施設3選

  ジオパークって何だろう?まずはここに行ってみよう!

おすすめポイント
  日本で初めて世界ジオパークに認定された洞爺湖・有珠山地域。この「ジオパーク」とは何かを楽しく学べる施設が壮瞥町内(そうべつちょう)にはいくつもある。有珠山噴火と昭和新山誕生の歴史を知るには「三松正夫記念館」へ。噴火の歴史を伝える貴重な資料の数々が展示されている。また、ロープウェイ乗場がある「昭和新山火山村」にはジオパークについてわかりやすく解説した「ジオパーク火山村情報館」が。「道の駅・そうべつ情報館i(アイ)」はジオパークの情報からその他の観光情報、農産物の直売所など壮瞥の情報・商品が集まった施設だ。

洞爺湖周辺のおすすめ景観スポット

  写真撮影にもおすすめ!洞爺湖畔を周遊しながら楽しめる景観スポット

おすすめポイント
  地域全体が「洞爺湖・有珠山ジオパーク」として世界ジオパークに認定されている洞爺湖。火山が生み出した湖や島の風景に花・建物・アート等の要素が加わり、さらに魅力的な景観をつくり出している。いずれも洞爺湖畔から近いため、湖畔をぐるりとまわりながら、それぞれの場所を訪ねることもできる。

壮瞥のおすすめお土産3選

  地元の農産物を使った大地の恵みが感じられる逸品を紹介!

おすすめポイント
  有珠山の噴火がもたらした肥沃な土壌によって、上質な野菜や果物の産地でもある洞爺湖周辺。壮瞥町では、そうした地元の産品を使った名物がたくさんある。今回は老舗の「わかさいも」、最近注目されているかぼちゃのケーキと、最新のリンゴを使ったお酒とジュースをご紹介。

クルマを使えば洞爺湖・有珠エリアの観光名所がまわりやすい!

  公共交通機関のように時間や行き先を限定されることなく、思うがままに移動できるのが“クルマ”の良いところ。多くの観光名所を楽にまわりたい方におすすめ。

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編集部の視点
  観光地への移動に「複数の交通手段を乗継いで…」という苦労は不要! 移動中に見られる雄大な景観も魅力のひとつ。クルマでの移動なら、思うがままの旅を存分に楽しめる。

有珠山・昭和新山への交通アクセス

  路線バスもあるが、夏季のみで本数が少ないため、乗用車(レンタカー)の利用がおすすめ。札幌市街から訪れる場合、一般道ではニセコ地方を経由する国道230号線ルートと、支笏湖・大滝村を経由する国道453・276号線ルートも利用できる。冬期間は中山峠・支笏湖峠を通過するこれらの道は雪道に慣れた人でないと危険なため、冬は道央道(高速道路)を利用してアクセスしよう。

有珠山ロープウェイの施設情報

  【住所】
北海道有珠郡壮瞥町字昭和新山184-5

【営業時間】
8時~18時(季節により変動あり)

【ロープウェイ料金/往復】
大人(中学生以上)1500円、子ども750円

【駐車場】
あり/乗用車400台(駐車料金:1日/500円)

【問い合わせ(電話番号)】
0142-75-2401

【公式サイト】
http://wakasaresort.com/usuzan/

車(レンタカー)で

  札幌市街から国道230号線を経由し、約110キロ、約2時間30分。
新千歳空港から道央道・千歳IC~伊達IC、国道453号線を経由し、約155キロ、約2時間。

電車&バスで

  JR洞爺駅から道南バス「洞爺湖温泉行き」に乗車、約15分で終点「洞爺湖温泉バスターミナル」下車。
道南バス「昭和新山行き」に乗り換え、約15分、終点下車。
※冬期間は運休

ジオパーク・有珠山を楽しむためのQ&A

Q 宿泊施設はありますか?
A 有珠山・昭和新山にはありませんが、車で15分ほどのところに洞爺湖温泉があり、多くの宿泊施設があります。火山の恵みのひとつである温泉をぜひ楽しんでください。
Q 服装の目安は?
A 標高733メートルの有珠山の山頂では山麓と約5℃ぐらいの気温差があります。春・秋などは山麓よりも暖かい服装(長袖のジャケットなど)、冬はダウンジャケットなどのしっかりした防寒装備が必要です。また、山頂のとくに火口原展望台までは、やや急な階段もあるので、トレッキングシューズなど歩きやすい靴がおすすめです。
Q 有珠山ロープウェイはバリアフリー対応していますか?
A 乗り場までは各所にスロープが設けられており、ロープウェイ乗降時もスタッフがスロープを設置します。また、山頂の洞爺湖展望台は段差もないため、車いすでの見学が可能です。
Q 有珠山ロープウェイではガイドを受けることはできますか?
A 案内ガイド付き学習コースがあります(15名以上、要申込み)。 ガイドと一緒にロープウェイで山頂に上り、ふたつの展望台で有珠山や昭和新山の成り立ちや火山の仕組みについて学ぶ、という内容になっています。

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