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福岡観光情報

福岡県の文化と名産品

福岡県では、古くからの伝統行事が文化として受け継がれ、とくに「博多どんたくまつり」と「博多祇園山笠」が全国的に知られる。また、福岡県は食文化も特徴的で、江戸時代から食べられている「おきゅうと」(海藻を加工したもの)や屋台文化などがある。昭和45~54年(1970~1979)には屋台数が400軒を超えていたが、現在では福岡市内で160軒余り。そのうち、繁華街として知られる天神界隈だけで約65軒となっている。
福岡県の名産品としては、博多人形や博多織、久留米絣(くるめかすり)など、多数の伝統工芸品のほか、辛子明太子、豚骨ラーメン、ウナギのせいろ蒸し、「夢つくし」や「元気つくし」などのブランド米、「あまおう」や「とよのか」などのブランドのイチゴなどがある。

伝統・風習・行事

博多どんたく
博多どんたく

福岡市で毎年5月3日~4日に開催される国内最大級の祭り。治承3年(1179)に、小正月の「松ばやし」(小正月の行事)として行われたのが起源とされる。昭和37年(1962)からは「博多どんたく港まつり」として定着し、現在も毎年200万人ほどの人出でにぎわう。市内30以上の演舞台でパレードやステージイベントが繰り広げられ、福岡の街が祭り一色に染まる。なお、「どんたく」とは、オランダ語で休日を意味する「ゾンターク」に由来する。

博多祇園山笠(はかたぎおんやまかさ)
櫛田神社の夏祭り「博多祇園山笠」のクライマックス「追い山」

博多どんたくと並び、福岡を代表する櫛田神社の夏祭り「博多祇園山笠」は、700年以上の歴史を持っている。祭りの主役は2種類の壮麗な山笠、「飾り山笠」と「舁き山笠(かきやまがさ)」だ。毎年7月1日から7月15日までの期間に、10メートルを超す大きな飾り山笠が市内14カ所に立てられる。圧巻は15日の追い山笠。早朝4時59分から5分ごとに、各町内の舁き山笠が櫛田神社を出発して、博多の街を全力疾走する。約5キロの道のりを一気に走ってタイムを競うさまは迫力満点。国指定重要無形民俗文化財に指定されている。

小倉祇園太鼓
福岡県三大祗園祭の一つ、「小倉祇園太鼓」

博多祇園山笠や戸畑祇園大山笠と共に、福岡県三大祇園祭の一つ。北九州市の小倉城にある八坂神社の例大祭「小倉祇園太鼓」は、400年の歴史を持ち、毎年7月1日~7月20日の期間で開催される。初日には商店街のアーケードで約50台の太鼓の打ち初め式が行われ、18日には山車や太鼓が市内を練り歩く「宵祗園」が、その翌日には「平松御神輿祭」や「おもてなし太鼓」、「太鼓競演大会」などが行われる。祭りのクライマックスは最終日の「廻り祗園」だ。92台の山車が市内を練り歩くとともに、184の太鼓を400人が叩き続けた後、日が暮れる頃には全ての山車が停止して太鼓を叩く「勢ぞろい太鼓」が。太鼓の音には“天下泰平”や“五穀豊穣”、“家内安全”などの願いが込められている。

芸能・工芸・美術・建物

博多人形
博多人形の見どころは顔つきと表情

慶長6年(1601)、黒田長政が福岡城を築いた時に、鬼瓦の職人が献上したものが起源とされる。その後、19世紀には地元の人や風俗を題材とした素焼きの人形が、博多人形の元になったという。博多人形には、とくに人気の高い「美人もの」をはじめ、「歌舞伎もの」や「能もの」、「童(わらべ)もの」など、多くの種類がある。人形師の腕の見せどころは顔つきで、喜怒哀楽の感情を繊細に表現している。

久留米絣(くるめがすり)
「久留米絣」は日本三大絣の一つに数えられる

文化年間[文化1年~文化14年(1804~1818)]に、久留米出身の井上伝(いのうえでん)によって創始された木綿の堅牢な紺絣、「久留米絣(くるめがすり)」。井上は、木綿の古着のすり減った部分が白い斑(まだら)模様になっているのを見て、その技法を創案したといわれる。久留米絣は綿の織物で、主体は藍染め。愛媛県の伊予絣と広島県の備後絣と共に、日本三大絣に数えられる。幕末には久留米の特産品となり、現在は国の重要無形文化財並びに伝統工芸品に指定されている。

JR門司港駅
国の重要文化財に指定されている「JR門司港駅」

明治24年(1891)、九州鉄道(現在の鹿児島本線)の開通に伴い、門司駅の名で開業したのが現在の「JR門司港駅」だ。大正3年(1914)に駅舎の場所が200メートルほど移動された際、イタリアのテルミニ駅をモデルにして、左右対称のルネッサンス様式で建て替えられた。今もレトロな雰囲気を保っており、国の重要文化財に指定されている。「門司港駅」に改称されたのは、昭和17年(1943)の関門トンネル開通計画の時だ。門司港駅は平成30年(2018)度まで保存修理工事が予定されている。
門司港駅周辺には他にも明治42年(1909)築の「旧門司税関」や、大正6年(1917)築の「旧大阪商船」、大正10年(1921)築の「旧門司三井倶楽部」など、港町の文化を伝えるレトロな建物が保存されている。

炭坑節

「月が出た出た 月が出た ヨイヨイ 三池炭鉱の上に出た あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ サノヨイヨイ」
これは福岡県に伝わる「炭坑節」という歌で、もともとは炭鉱労働者によって歌われていた民謡だ。今では振付けが加わり、盆踊りの定番として全国で知られている。発祥はJR日田彦山(ひたひこさん)線沿線にある田川市で、市内の石炭記念公園には「炭坑節発祥の地碑」が立つ。

福岡県の名産品

農産物

イチゴ
大粒で糖度が高く、酸味とのバランスが良い「あまおう」

明治32年(1957)頃にフランスの品種が導入されたことにより、日本のイチゴの本格的な栽培が始まった。昭和59年(1984)、農林水産省野菜茶業試験場久留米支場で「ひみこ」と「はるのか」の2品種を交配してできたのが、強い甘味と程よい酸味を持つ「とよのか」だった。そして、平成17年(2005)には後継種として「あまおう」が品種登録された。大粒で糖度が高く、適度な酸味とのバランスにも優れている。「あまおう」の名は、“赤い、丸い、大きい、うまい”の各頭文字からとられた。

イチジク
メロンに匹敵する甘さを持つ「とよみつひめ」

福岡県のブランドイチジク「とよみつひめ」は、平成18年(2006)に誕生。甘さに特徴があり、平均糖度は17度以上といわれる甘さはメロンに匹敵する。しかし、甘さにくどさはなく、後味はさっぱり。旬は8月下旬~9月。名前は行橋市豊前町の“豊(とよ)”と、甘さから連想する“蜜(みつ)”に由来する。

八女茶
「八女茶」の生産量は全国6位

八女茶(やめちゃ)とは、福岡県南西部の八女市や筑後市周辺で生産される日本茶のブランド。応永30年(1423)、僧・周瑞(しゅうずい)は中国から帰国した後、八女に霊厳寺を建立した。その際に、持ち帰った茶の種子を庄屋に渡し、栽培と製茶の技法を伝授したのが八女茶の起源だという。
県南西部の気候は、日中の気温が高く夜は冷え込む内陸性で、年間の降水量も約1750ミリと茶の栽培に適している。八女茶の生産量は全国の3%で、量は全国6位。

福岡県を代表する食べ物

辛子明太子
ごはんのおともに、酒肴に愛される辛子明太子
豚骨ラーメン
博多ラーメンが有名だが、豚骨のルーツは久留米ラーメン
水炊き
繊細な郷土料理「博多水炊き」