歌劇 ザ・レビュー ハウステンボスのツウな楽しみ方とは？
現地編集部が徹底ガイド！

歌劇 ザ・レビュー ハウステンボスは2013年の結成で、ハウステンボスが運営する九州初の歌劇団。主に、ハウステンボス（長崎県佐世保市）と系列のラグーナテンボス（愛知県蒲郡市）内の劇場を中心に公演を行っています。宝塚の「組」のようにグループにわかれていて、「チームシャイン（光）」「チームフラワー（華）」「チームハート（心）」「チームウイング（翔）」「Blue Rose」の個性豊かな5つのチームで構成されています。

チームシャイン（光）：本格的な歌とダンスで魅了。夕貴まことさんと青蘭（せいら）そらさんがトップスター。

チームフラワー（華）：若手が多くパワフル。男役トップスターの伊織（いおり）はやとさんはOSK歌劇団のOGで創設時からのメンバー。

チームハート（心）：男役の愛那月（まなづき）ひかるさんは歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス初の生え抜きトップスターです。

チームウイング（翔）：2018年6月に結成されたばかりのチーム。泉美匠さんがトップスター。

Blue Rose：歌劇 ザ・レビュー ハウステンボスのシンボルマークで、全チームを統括。優雅（ゆうが）さんは2013年の結成以来のトップスターで特別な存在です。

結成当時は、宝塚出身者やOSK出身者を中心としたメンバーで構成されていましたが、現在は、劇団併設の養成所「ハウステンボス歌劇学院」で一から育てた学院出身者がキャストとして多く出演しています。ハウステンボス歌劇学院は入学審査が非常に厳しく、入学するだけでも狭き門。それらを見事に乗り越えた出演者たちによる歌やダンスは、クオリティが高いと業界でも一目置かれています。

公演は、ハウステンボスパーク内のアトラクションタウンにある「MUSE HALL（ミューズホール）」という劇団専用の劇場で行われます。席数は272席と比較的小規模な劇場で、座席は自由席、SS席、プレミアム席の3種類。パスポート対象施設のため、1DAYパスポートなどのパスポートがあれば、自由席なら無料で観劇できます。

SS席なら500円、プレミアム席なら1000円を手出しすれば、アップグレードも可能。自由席でも双眼鏡なしで十分に楽しめますが、週末は開演1時間ほど前から長蛇の列ができることもあるので、事前に指定席を予約しておくことをおすすめします。パスポート券がない場合は、ハウステンボスの入場券があれば、1公演500円、1日通し券1000円で観ることも可能。

公演は、毎日2チームの公演を3、4回行っているため、1日に2チームの演目を楽しむこともできます。チーム単位でみると、ひとつの演目を3、4ヵ月行っていますが、毎月5つのチームのいずれかから新作が公開されているため、毎月必ず違う演目に出会えます。1公演は約60分なので、パーク内の他のアトラクションと同じような感覚で楽しめるのも、人気な理由のひとつです。

歌劇 ザ・レビュー ハウステンボスの最大の魅力ともいえるのが、メンバーとファンとの距離感の近さでしょう。まずひとつが、舞台と客席との近さ。大劇場ではないので、最後列でも双眼鏡なしで十分に楽しめる距離感です。

また、公演中の客席降りが多いといわれているのも特徴的。突如、舞台前方や会場後部からメンバーが登場するなど、会場全体を使った演出はライブ感たっぷり！プレミアム席などの指定席だけでなく、自由席まで降りて来ることも少なくないというのもうれしいポイント。もちろん、スターを間近で観られるプレミアム席の特別感は格別なので、より楽しみたいなら、プレミアム席（1000円）やSS席（500円）がおすすめです。

公演後は、グッズ購入特典で、出演メンバーとの記念撮影（1ショット）と握手ができるサービスもあります。グッズはパンフレット、ブロマイド、クリアファイル、CD、DVDなどがあり、劇場入口付近で販売しています。公演が終わると、すぐに出演したメンバーがステージに登場。観劇の記念にグッズを購入したお客様の特典サービスとしてメンバーとの写真撮影と握手ができます。

サービスはこの他にもお誕生日特典があり、お誕生日シールをもっているお誕生日の方には、スペシャルバースデープレゼントが贈られるとか。

最後に、ファンにとってのとっておきのサービスが、公演後の出待ち。メンバーは公演終了後、劇場から楽屋へ移動しますが、このときにも出待ちしていると、握手や写真撮影に応じてくれますよ。応援メッセージやプレゼントを直接届ける貴重な機会。特に週末は、ファンが埋め尽くしてしまうことも少なくないそう。

ハウステンボスパーク内には、歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス公認のメンバー御用達のショップがいくつかあります。メンバーは公演後やオフの日に利用することが多いそうで、ファンの間では、観劇後に利用するのがテッパンとなっているよう。観劇後の余韻に浸るべく、ぜひとも訪れたいですね。

「カフェデリ プリュ」は2016年福岡洋菓子技術コンテスト最優秀賞を受賞したパティシエ三浦氏が監修するカフェで、ホテルパティシエならではの洗練されたスイーツを堪能できます。人気はケーキセットで、好みのケーキにプラス300円でドリンク付き（年間パスポートならケーキセットは一律700円）。メニューは九州産の生クリームや長崎産抹茶など、地元・九州の食材を使ったラインナップが多いのも特徴的。

イチオシの抹茶ティラミスのほか、季節のフルーツを使ったメニューも豊富で、サンドウイッチなどの軽食もあるので、ランチや朝食にも利用できます。場所はタワーシティ内にありますが、劇場から程近い距離で便利。ヨーロッパ調の素敵な雰囲気なので、観劇後の余韻に浸るにはぴったりです。

「健康レストランAURA」は、新鮮野菜をたっぷり使ったビュッフェスタイルの店。“食が体を作る”という考え方に基づき、地産地消にこだわり、地元・長崎の食材を中心としたメニューを提供しています。

ビュッフェのサラダは常時約10種類を用意し、野菜はできる限り採れたての無農薬野菜を使用。肉・魚も、長崎産もしくは九州産がほとんど、という徹底ぶりで、その安心さが老若男女問わずに人気な理由です。

ランチは大人1980円、子ども1100円、幼児900円で、ディナーは大人2980円、子ども1580円、幼児1000円です。平日は100円引きのサービスも。

同店は場所が少しわかりづらいので、事前に地図で確認を。パーク内から向かうなら、アドベンチャーパークのふわふわランドを目指して、ゲートから一旦外に出るのがポイント。ちなみに、ハウステンボスの入場券がなくても利用できますよ。

歌劇 ザ・レビュー ハウステンボス公認の御用達ショップで歌劇 ザ・レビュー ハウステンボスへのギフト（差し入れ）を購入すると、メンバー直筆のサンキューレターが届くといううれしい特典が付いてきます（1件の申し込みにつき1通）。詳細は各店舗へ問い合わせてみてください。

■カフェデリプリュ（ケーキ）：0956-27-0216
■健康レストランAULA（弁当）：0956-27-0511
■吉翆亭（弁当）：0956-27-0414
■ホテルヨーロッパ内フラワー（花）：0956-27-0288